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休筆宣言

 昨年の春に始めたこのブログ。いつの間にやら随分と記事がたまりました。1年半近く続いたんですね。毎日、更新。まぁ正確には旅行に出かけて更新作業ができない日もありましたが、それでも事前に自動更新の設定をしておいて、とりあえずは毎日新しい記事をお見せできる状態にしていました。
 飽きっぽい私ですが、モノを書くってことが好きだったもので、コツコツと毎日記事を書き続けることができたんでしょう。

 ところが昨日、ついに更新がストップ。昨日は色々と忙しかったというのもありますが、理由はそれだけではありません。実は最近、このブログにふと疑問を感じ始めました。

 あれ? このブログの目的って何だっけ?

 遥か昔の記憶を思い起こして考えてみると、そうそうこのブログは自前サイトに載せた新着商品などを紹介することを目的として立ち上げたものでした。

 ブログ → サイト → 商品購入

 って流れを期待したもの。でも、単に商品紹介をしているだけのブログだったらアクセスが稼げないだろうって考えて、業務日誌的なことを書いてネタにしていたわけ。あくまで商用ブログだったはずなんです。

 ところが昨年夏ごろから、肝心の自前サイトは完全に休眠状態。だったらサイトに勧誘する目的のこのブログも存在価値を失っているはずなんですが、どういうわけか惰性でブログの更新作業だけは続けていました。

 ふと思ったこと、仕事で体験したこと、読んだ本のこと……こういったことをネタにしているのですから、書くことには困りません。毎日をそれなりに充実して過ごしていれば、何がしかの書くことは生まれてくるものです。書くネタにも困らず、さほど面倒な作業でもないので、何となく記事を書いていたわけです。いくら即売会や市会が忙しいとはいえ、PCの前に座って10分ぐらいの更新作業をする時間くらいは取れますからね。

 継続は力

 何事も続けていくのは、本当に尊いことです。ですから、一たび何かを始めてしまうと、それをやめてしまうことに恐怖を覚えるようになって、なかなかやめることが出来なくなるって心理もあったかもしれません。高校時代の友人にプロのトランペッターがいるのですが、彼は修学旅行には参加しませんでした。旅行に行って練習をさぼると、感覚を取り戻すのに1週間はかかる。だから、練習は休めないとのことでした。同じ100日間の練習でも、毎日続けて100日間練習するのと、1日置きでトータル100日間の練習をするのとでは、やはり練習の質も異なるものなのでしょう。

 継続することで、それを続けなきゃいけないという強迫観念みたいな心理も影響してか、とにかく今までブログの更新を続けてきたわけです。「強迫観念」って言ったって、書いている当の本人は面白可笑しく好きで書いているんですから、楽しんでいるんですけどね。

 でも、そろそろ考えなくちゃいけません。自分にとって何が一番大事なのかってことを。自分がなぜ、古本屋って仕事を選んだのか。初心を忘れないために、この根源的な問いを考えてみました。

 本を読みたいから

 これが本音です。ケーキが好きだからケーキ屋さんになりたいですって言っている小さな女の子の発想と同じレベル。子供じみた発想ですが、古本屋のスタートラインって皆、この辺りが多いんじゃなかろうか?

 子供じみた発想って話のついでに言っておくと、私が人生で一番最初に憧れた職業は「本屋」でした。理由は、「本が好きだから」。保育園の時に、将来なりたいものの絵を描きましょうってな感じで本屋の絵を描いた記憶があります。当時の私は古本屋なんて知りませんから、イメージにあるのは新刊書店。結果、古本屋になっているわけですから、当たらずとも遠からず。なかなかいい線いってるライフプランじゃないでしょうか。

 保育園時代の夢は、その後、プロ野球選手に変わったり、漫画家に変わったり、弁護士に変わったり……でも、そのどれにもなることができず、ファーストフード店で働いたり、パチンコ店で働いたり、土木作業をしたりして、古本屋になるわけです。全然、一貫性がありません。年も取って就職の選択肢も減ってきた、しゃあない古本屋でもやるか。古本屋にしかなれないや。でもしか古本屋w

 そういってしまうとあまりにも無気力に思われるかもしれませんが、これも自分なりの選択の結果で、コンビニ店員でも、不動産業でも、運送屋でもなく古本屋を選んだのには意味があります。本に携わる仕事がしたかったから。本を読む環境を整え、文化的な生活がしたかったからです。

 ってことは、それまでの私は文化的生活から程遠かったかっていうと、まさにその通り。日々の生活に追われていると、より人生を豊かにするための読書の時間なんてなかなか捻出できないんです。読書をして豊かな人生を過ごせるのも自分ならば、本を読まずつまらない人生を過ごすのも自分。金持ちの家に生まれ、日々の生活の心配をせずに過ごせるならどんなにか人生は楽だろうと思いますが、そんなことは言っても始まりません。趣味と実益を兼ね備えるアイデアとして、古本屋ってのが候補に浮かんだわけです。

 ところが実際は、古本屋もなかなか忙しい。買取もあれば、市会の準備や即売会もあります。なかなか本を読む時間がなかったりします。しかし、そんなのは言い訳になりません。同じだけ忙しくても、キッチリ本を読んでいる同業者もいるわけですから。

 ある先輩の言葉。

 古本屋が本を読まなきゃ、話にならん!

 同感です。セールスマンが商品知識もなく自社製品を売り込もうとしているようなもの。お客さんに対して、不誠実極まりない話です。が、正直、今の私はこういう状態。読んでない本が多すぎます。

 で、ふと考えたわけ。もっと本を読まなきゃと。本を読まないことには、古本屋としての成長はあり得ないだろうって思うわけです。いえ、本当は「成長」を語るには時すでに遅しなのかもしれません。ある先輩いわく、

 30歳、40歳は鼻たれ小僧

 ってのがこの業界。歳を重ねるごとに知識や経験が増えていくわけですから、若手のうちは学ぶことだらけ。世間では、30、40にもなれば部下もでき、管理職としての風格も漂う年頃かもしれませんが、古書業界ではまだまだの年齢ということになります。体力的なアドバンテージはあるかもしれませんがね。

 実際、今年40を迎える私も、組合の中では比較的「若手」って扱い。周りがベテラン勢ばかりですから、差を見せつけられても年齢に甘え精進を怠ってきた面は否めません。反省。ところが同年代の方でも、私以上に本に造詣の深い人はいますし、商売のセンスに長けた人もいます。自分の残り人生の年数を考えた時、そういった人たちに追いつくことはできるのか、大いに不安を感じます。

 人生は短い。今、必死でやらなければ恐らく一生、何もできないで終わる人生を過ごすことになります。大事なことは、やるべきことをやり、やらないでいいことはやらないこと。限りある人生の中では、自分にとって本当に大切なことを早く見つけ、それに集中する時間を少しでも長く持つってのが大切だと思うのです。

 今の自分に必要なこと。それは古本屋として成長すること。これには本をよく読み商品知識を蓄えるってことと、しっかりと本を売り商売を軌道に乗せるってことの両方の意味が含まれます。本はよく読むけど売上がサッパリという人は、ただの読書家。よく売り上げているけど全然本を読まないという人は、単なる商売人。どちらも古本屋としては、私は一流とは思えません。

 しっかり読んで、しっかり売る

 これが大事。「読む」と「売る」は車の両輪で、どちらが欠けてもいけないって思うわけです。道楽で古本屋をやるなら、利益度外視で楽しけりゃいいんですが。

 さぁそこで考えた。このブログは、自分が古本屋として成長するために役だっているだろうか、と。特に収益に貢献しているわけでもないし、もっと他にやるべきことがあるんじゃないの? と。……うん、そんな気がする。ネットを通じて世界に情報発信すれば、何だか自分がそれなりの影響力ある人物になった気がして楽しかったのですが、よくよく考えれば本当に影響力ある人は、自ら情報発信する必要なんてないわけです。弱い犬ほどよく吠える、ってのとは少し違うかもしれませんが、今の自分にはもっと大事なことがある気がします。

 というわけで、ここいらでこのブログもお休み。しばし更新作業はストップします。更新しないならいっそのことブログを閉鎖しようかとも思ったのですが、これから古書業界、あるいは組合に入ろうかなって悩まれている人のためにいくらかの情報を提供するって意味では、このブログも存在価値はあるだろうと考え、とりあえず書きためたものはそのままの姿で残しておくことにします。

 あくまで、これは「休筆」。どうしても何がしかの情報を世界に発信したいって衝動に駆られた時には、何か記事をアップするかも知れません。よく知りませんが、FC2ブログは休眠ブログも抹消するってことはないみたいですので、必要な時にだけ記事を書くってのでも問題ないみたいですから。

 永遠のお別れではありませんが、ひとまずこれで終了。皆さま、長らくのご愛読、ありがとうございました。ブログはお休みしますが、ロビンの古本屋としての活動は続きます。即売会場などで見かけた際は、どうぞ棚を眺めてお楽しみください。それでは、皆さま、今度お会いする日までごきげんよう! (@^^)/~~~
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たにまち最終日

 おはようございます、ロビンです。

 いよいよ「たにまち月1即売会」最終日。天気はいいみたいですし、日曜日なので、大勢のお客さんで賑わって欲しいところですが、さてさてどうでしょうか。なお、本日最終日のため16時までの営業となっていますので、お間違えないようご注意ください。

 今日もわずかですが、新入荷の本を持ち込みます。古本なのに「鮮度」ってのもおかしな表現ですが、お客さんにとって目新しい品を並べるってのは大事なことだと思っていますので、最終日にもかかわらずキッチリ補充は致します。そういや前回は最終日の品入れ替えが裏目に出たみたいで、最終日にガクッと売上が落ちたのですが、今回はどうかな? 持ち込む品は、昨日までと同じような雑多な本なので、少なくとも昨日までと比べて売上激減って事態だけは避けられるとは思うのですが。。。

 ま、悩んでも仕方ない。すぐに結果の出ることです。ダメならダメで次回また頑張るだけのこと。今日も元気に頑張ります!

夏が来ました

 梅雨明けはまだですが、だんだんと暑い日が続くようになって、いよいよ夏本番が近付いているんだなって感じ。個人的には、寒いのよりも暑い方が好きなので、夏は好きな季節です。

 ただ、困ったこともあります。河南町の事務所。予算の都合ってヤツで、まだエアコンが設置できていないんだよな~。窓を開けて作業していますが、それでも日が傾いてくると西日が強烈に差し込み、なかなかホットな状態に (^_^;) まるでサウナに入っているかのよう。思い木箱を運んだら、それだけで身体中から汗が流れ落ちてしまいます。熱中症には気を付けないとね!

 それと、庭の花壇の手入れも大変。事務所とはいえ、もともと普通の1戸建て民家を借りています。庭があって花壇があるのですが、そこの管理はほったらかし。冬場は問題なかったのですが、この季節、雑草が生い茂って大変。気にしなかったらいいのですが、あまりに伸びすぎて作業場の窓にまで届くようになってきたので、「こりゃ、いかん」って、急きょ草むしり。特に養分を与えているわけでもないのに、これだけ元気に伸びるのですから、いやはや野生の植物の力って逞しいものです。

 蒸し暑さや花壇の手入れなど悩みも多くなる時季ですが、夏バテなどせず元気に乗り切りたいって思います。皆さんも体調管理、お気を付けください。

今日は古典会

 おはようございます、ロビンです。

 昨日は北東北書会。私も3点落札。いい仕入れになりました。一部は、早速今度の「たにまち即売会」で売り出す予定。少量ですが「売り」もできました。トータルはわずかですがプラスに。ラッキー (^^)v

 今日は古典会の日。午前中、少し河南町の事務所で作業をして、午後には古書会館に行くつもり。今日もいい本が仕入れられたら嬉しいですが、さてさてどうなることか。今日も元気に頑張ります!

朝の風景

 今朝、車を動かそうとしたら、こんなことになっていました。。。 (^^)

150709

 タイヤにセミが止まっていますwww 下に見える抜け殻は、恐らくこのセミのもの。数年間を真っ暗な土の中で過ごして、ようやく外の世界に出て来たと思ったら、こんなところで羽化ですか。。。周りには木も生えているのに、何でまたこんなところを登ったんでしょうね。気付かずに車を動かしていたら、ペッシャンコだったかもしれませんよ。まぁ多少はイレギュラーがあったかもしれませんが、無事、羽化できてヨカッタ、ヨカッタ。

 でも、このセミ。前途多難かも。だって、まだ梅雨も明けていないんですから。聞こえるセミの声もまだわずか。これから1週間の寿命のうちに、無事、相手を見つけて子孫を残すことができるかどうか。他人事ながらちょっと心配になったりして (^_^;)

 夏の盛りに精一杯生きるセミもいれば、このセミのように一足早く生まれてくるセミ、肌寒く秋の気配が漂うようになってからトンチンカンに鳴いているセミもいます。セミの世界にも流行に無頓着なヤツはいるわけですね。

 何でも、このタイムラグは種を保存するための生活の知恵のようなものとのこと。もしも全てのセミが同じ時期に生まれてきて、運悪くそのタイミングで台風などやってくれば絶滅してしまう可能性があるので、早く生まれてくるヤツや、遅く生まれてくるヤツも一定数出現するようになっているとのことです。まぁセミ自身は、そんなことを考えているわけでもなく、DNAに刻み込まれた本能に従って動いているだけでしょうけどね。

 でも、やだなぁ~。種の絶滅を防ぐために、ほとんど仲間のいない時期に生まれてこなきゃいけない運命を背負わされるなんて……。長い間、土の中で孤独に耐え忍んだのに、地上に出てもまた孤独って。。。感情移入しちゃうよな~、そういうの。

 私自身、商売の時期を逸しているからそう思うのかもwww 高度経済成長期も、バブル景気も関係なし。大手新古書店が台頭するようになって、昔ながらの古本屋が危機に瀕しているこの時期に古本屋をやろうっていうんだもんな~(笑) ま、セミの社会も、人間社会も、他とはちょっとズレたヤツがいた方が面白い。……そう思うことにしています。

 ところで、このセミ。無事、どこかへ飛び立っていきました。苦しい時代に生まれても不平不満を言うでもなく、精一杯命を燃やすその姿に、私も大いに学ぶものがあったりして。。。
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