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今日の結果

 今日は、大阪市平野区にて業者市。売れるかな~って持っていった
本は、残念ながら買い手がつかず(>_<) ま、売れたらラッキーって
感じで持っていった本ですから、売れ残ってもあまりショックはありません。

 あまりのゴミっぷりに呆れたのか、あるベテランの方は・・・

 こういうのは買い取っちゃ駄目だよ

 ・・・とまで、アドバイスしてくださいましたwww

 まぁ、確かに今日の品は、なかなか店売りでも売りにくい系統でしたし、
ちょっとマニアックな部類に入るかも。だから、私もそんなにお客さんから
高額では買い取っていません。

 本来なら、古本屋として1円でも支払うべきでない本に、いくらかの金額を
支払っているのには意味があります。

 理由その1。全くの無価値の本ではないから。
 よく古本屋は、査定の際に「この本は、価値が無いですよ」って言います。
でも、これは「古本屋にとって」価値が無いってだけのこと。手っ取り早く
現金化しにくい本は、皆、買取を嫌がります。

 でも、かつては市場に定価で出回っていたわけですから、どんな本も、
それを必要とする人にとっては、それなりの価値はあるものなんです。
現金化しやすいかどうかってのは、古本屋の都合。本の価値と無関係な
そんな古本屋の都合で、買取額を左右するのはどうかと思うのです。

 だから私は、よその古本屋さんが買取を拒む本でも、たいていのものは
買取ます。ま、それでも限度はありますけどね。

 理由その2。大手新古書店の台頭。
 昔ながらの古書店で扱っている本のラインナップと、近頃、古書業界で
幅を利かせている新古書店の主力商品とには大きな差があります。だから、
商品によって買取額に差が出るのは当然。

 しかし、本を売っていただけるお客さんからすれば、どちらも同じ古本屋。
区別はつきません。ウチの店で買取を拒んだものが、それらの店で買い取り
されたら、ウチのイメージは大きくダウンしますね。
 良くも悪くも、今の古書業界では、新古書店が主流をなしているのですから、
弱小個人店がそれらの店に対抗するには、絶対に買取で負けてはいけません。
新古書店で買う本は、絶対にウチでも値段をつける。これが基本です。逆に、
新古書店で値段をつけない本でも、当店が価値があると判断すれば、積極的に
買取します。

 理由その3。宣伝代と思えば安い。
 ヨソで買い取らない本も、ロビンでは売れた・・・ってなれば、ウチの買取
イメージはよくなりますよね? 事実、当店には口コミで紹介されたって人も
本をお売りいただいています。個別の買取で、なかなか売れ筋じゃない商品が
入ってきても、その買取額が店のイメージアップにつながる広告代と思えば、
安いものです。それに、売れないって思っていた本も、ひょっこり売れることも
ありますからね。

 そういうわけで、ベテランの人になんと言われようとも、私は、私自身の目利きで
いいと思った品は、しっかり査定して買取ます。ま、それでも、金額が折り合わない
とか、どうしても売るのに苦労してツブシ(=廃棄処分)にしなくちゃいけないのも
あるんですがね。。。

 捨てるのは簡単。古本屋にとっては、棚がスカスカよりも、足の踏み場もない
くらい本で埋め尽くされている方がありがたいので、これからもロビンは在庫を
抱えることを恐れず、しっかり買取ます!

根性を試す?

 置入札では、駆引きがあるって話をしました。でも、駆引きがあるのは、
「置入札」だけじゃありません。「振り」と呼ばれる方式でも、駆引きはあり
ます。「振入札」は、目の前に出された品を見て、振り手が「××円から」と
開始額を告げます。で、あとは欲しいと思う人が、金額を競っていくって方式。
ま、よく連想されるオークション方式です。

 ここでの駆引きは、何といっても発声のタイミング。同じ金額を叫んだ場合、
先に叫んだ方が優先っていうのが暗黙のルール。というわけで、自分が
この金額ならって思う金額からスタートしたら、ともかく第一声を早くすること
です。ベテランはこのタイミングが上手い。ここで後れを取ったら、その品を
手に入れるには金額を上乗せするしかありません。安く競り落とすためには、
タイミング良い発声。これが大事なんです。

 場所取りってのも重要。置き入札と違って、振りの場合は、目の前に品が
出てくるわけです。それを一瞬で見定めて、金額を提示するわけです。より
前の席、振り手に近い席の方が、品物がよく見えるって利点もありますし、
全集ものなどの場合、抜けがあるかどうかの判別も速くできます。それに
声が通りやすいってメリットもありますね。
 ですから、振りでいい品をゲットしようと思ったら、開始前に早く会場に
行って、いかにいいポールポジションをゲットするかってのが大事なんです。

 でも、この席取り。ルール上は、早いもの勝ちってことになっていますが、
どうしてもベテラン勢のプレッシャーが強く、新入りは隅っこで見ているだけ
ってことが多いみたいです。こういう座席争いも、勝負のうち。欲しい品が
あれば、積極的にいい席を押さえるってのも重要なポイントですから、
ホントは遠慮は無用なんですけどね。。。

 さらにいえば、開始前にも勝負は始まっています。というのも、会場には、
その日「振り」に回される品が、カーゴに入って待機していますので、空き
時間を利用して、今日の出品予定をチェックできるのです。出走馬の状態を
確認する、競馬のパドックみたいなものでしょうか。どういう品が出るのか
分かっていれば、勝負所を見極めるのに役立つものです。

 以上の駆引きは、まぁ基本中の基本。おそらく、誰もが試していることです。
どれも反則ではありませんし、そういうものです。ところが、中にはちょっと
変わった駆引きがあります。ある先輩の方から、アドバイスを受けました。

 相手が欲しがる品に声を出す人もいるから、気を付けてね

 要するに、嫌がらせ目的で、他人が欲しがるものの値段を吊り上げる目的で
競りに参加する人がいるとのこと。「欲しい、欲しい」って露骨に表情に出すと
狙い撃ちされるかもしれませんね。でも、吊り上げるだけ吊り上げたところで、
相手にあっさり引かれて自爆したりしてwww そう考えると、まるでチキン
レース。どっちが先に引くかって、根性試しのようです。

 振りにも、色々な駆引きはありますが、置き同様、私はあまりそれらに振り回さ
れず、自分の納得いく金額で正々堂々勝負していきたいって思います。

今日は満足(^^)

 今日は「海の日」。世間は休日でも、大阪古書会館では業者市が
行われていました。

 なかなかいい出品が多かったですよ。何点か札を入れておきましたが、
ほとんど敗退。やっぱり、いい品は皆欲しがるので、どうしても値が高く
なりますね。ま、競り負けた商品の多くは「できれば、欲しいな~」くらいの
もので、負けたけれどそれほどショックはありません。

 クラスで一番人気の女の子に、とりあえずアタックしてみた

 ・・・ようなもの(笑) ダメ元って感じですかね(オイオイ、って自分で突っ込んで
おきますwww)

 でも、残念なものもありました。南方熊楠の全集。当店でもバラで入荷して
いるんですが、揃いのものが出ていたので、この際コレが欲しいなって思って
入札しました。結果、負けたのですが、落とした人の金額を見てみると、それ
くらいならいいかなって額。・・・う~ん、もうちょっと勝負すべきだったか?

 逆に、嬉しい結果になったものもありました。大正時代の「鳥学講話」他
7冊。わずかの差で競り落とせました(*^^)v 

 どんな商品でも、とんでもない高額を記入して入札しておけば、落札する
のはそう難しいことじゃありません。でも、あまりに相場からかけ離れた額を
書くと、アホちゃうかって思われます。ですので、ライバル店の動向を
予想しながら、その少し上を行くってのがベスト。そういう意味では、今日の
入札は大成功でした。

 手の届かなかった品も多かったですが、概ね、満足のいく結果だったと
思います。明日は支部の交換会に参加予定。できれば出品もしたいと
思っていますが、さてさてどうなることでしょう・・・。

ロビンの予想的中!?

 昨日、勝手に関西の梅雨明け宣言をしましたが、今日、気象庁が
ホントに梅雨明けを宣言したみたいですね。小難しいデータなんか
見なくても、空の雲やセミの声など、どう考えても夏本番だなって
感じでしたし、梅雨明けで間違いないだろうって思っていました。

 どんな本が売れるか、いくらぐらいの値がつくか。・・・そんなことを
考えて、勘を鍛えていたら、梅雨明けの予想ぐらい簡単なものですよ、
ナンテネ(^^)

 それはともかく、これで夏らしくなりました。今日は海の日。暑い日に
海で泳ぐなんてサイコーですが、準備運動をしっかりして、くれぐれも
水の事故にはお気を付け下さい。
 ロビンも、この夏どこかへ行きたいと思っていますが・・・とにかく、
今月一杯は業者市に通いづめになりそうです。。。

置入札での駆引き

 業者市で行われる入札方式に「置入札」って呼ばれるものがあり
ます。「置き」って表現したりもします。卓上に置かれた出品物を
各自が自由に見て回り、欲しいと思った商品に入札するってもの
です。卓上に置いて、業者が品定めするから「置入札」っていうん
でしょうね。

 出品物のところには、封筒が置かれていて、この中に入札用紙を
投入します。「この金額なら」って思える額を書いて、入れるわけ
です。

 私は、あまりこの「置き」が好きではありません。「振り」に比べ、
相場が高額になることが多いですし、よほど目利きができないと、
ほとんど商品価値のない品に高額を支払うハメになる危険もある
からです。それと、ビミョーな駆引きも苦手です。

 自分の思った金額を書いて入れるだけだから、駆引きの余地は
ないように思えるかもしれません。でも、そうじゃないんです。
ベテランの方ほど、置入札では様々な駆引きを使います。

 たとえば、「改め札」ってのが、あります。自分の入れた金額が
安すぎたな、あるいは高すぎたなって思った時に、「改メ」と書いて
新たな入札金額を書いて入れることが認められているのです。

 封筒の中身を見るのは、反則。でも、封筒の外側から手で触るのは
OKってルールになっています。
 すると、自分が入札した商品にその後、多くの人が入れているなって
分かった時。入札用紙が多く入っているかどうかは手触りでわかります
から、こんな時は、ライバルが多そうだなって判断ができるわけです。
そこで、先ほどの金額じゃ安すぎた。もう少し乗せておこうってことで、
「改メ」の登場となるわけです。ちなみに、「再改メ」や「再々改メ」って
のもOKだそうです。私は常に一発勝負。「改メ」を使ったことはない
ですが。

 もっとも、駆引きはそれだけじゃありません。出品者の中には、わざと
白紙の用紙を封筒に入れる人がいるそうです。で、封筒の上から触った
人が、「お、これには入札者がいる。いい品に違いない」って勘違いして
高値で競り落とすのを期待しているわけwww

 もう、何だか、すさまじい陰謀の渦(笑) お店で、一般のお客さん相手に
そんなゴマカシをすることは許されませんが、業者間同士ではOK。騙し
騙されるのも市の楽しみってことなんでしょう。

 まぁベテランの域になれば、私もそういった様々な駆引きを駆使して、
新入りにビジネスの厳しさを教えようって思うかもしれませんが、今は
あんまりそんな駆引きには応じるつもりはありません。新入りは新入り
らしく、正々堂々、自分の思った金額を書いて入れるのが一番だって
思っています。

勝手に宣言します

 九州は梅雨明けしたみたいですが、関西はまだです。でも、ここ数日の
空模様を見ていると、どうも完全に夏って感じなんですが。。。セミも元気に
鳴き始めました。雨が降るっていっても、スコールのような夏の夕立ちみたいな
感じだし。

 ってことで、気象庁に代わって、ロビンが関西地方の梅雨明けを宣言
いたします(^_^)v もう、こりゃ夏本番でしょ! 暑い、暑い! 海にでも行きたい
なぁ~なんて思っています。。。

これぞ、プロの技

 先日、業者市に出品したときのこと。

 出品の際には、本を紐でくくって持込みます。ところが、この紐の
くくり方が難しい。いくらきつく結んだつもりでも、固定している手が
動いてしまって、どうしても隙間ができてしまいます。

 要するに、私は紐のくくり方が下手なんです(>_<) 不格好だなって
思いつつも、売らないわけにいかないし、仕方なく我流でしばった
その本の束を会場に持ち込んだわけです。

 が・・・案の定、先輩方に笑われてしまいました。

 このくくり方だと、ヒモ代だけで店がつぶれるで~(笑)

 他の方の縛り方に比べ、私の場合、紐の量は結構使っている
のですが、そのくせユルユルで運びにくいものになっていたのです。

 実は、この仕事をする前から、古本を紐でくくる方法をマスターする
のは課題だなって認識していました。今はネットショップ一本ですが、
将来的に店舗を持てたとき、これができないと話にならないって感じて
いたからです。
 たとえば、街の古本屋さんで全集ものの本を買い求める際、よく見れば
それは紐でくくられていることが多いはず。キッチリと結ばないと、ふと
した拍子で本が抜け落ちてしまい、紛失などのトラブルにつながる危険も
あります。

 しかし、課題を認識しつつも、何分独学だったものでどうすればいいのか
チンプンカンプン。ネットを調べても、どうもピンと来る情報を探し出せずに
いました。
 本をきちんとくくれないなんて、古本屋として恥ずかしい限りですが、意外な
ことにネットショップの場合、それほど本をくくる機会って多くありません。紐で
くくるほど大量の本を販売することって珍しいですし、それにセット販売の本を
送付するときだって、箱詰めして、緩衝材を入れて送ります。紐が扱えなくても、
商品発送には問題なかったのです。

 ところが、恥はかいてみるものです。私のくくり方が、あまりにも素人然と
していて見かねたのか、先輩方が縛り方を教えてくださいました。さすが、
ベテランの方は手慣れたものです。左右の手を器用に使いこなして綺麗に
しばります。これぞ、プロの技!

 で・・・教わった私はというと・・・まだ、なかなかできません(>_<) 先輩方は
器用にこなしますが、根っから不器用な私には、なかなかそのスキルが
身につきません。腕が二本じゃ少ない気がします。本を動かす手、紐を
動かす手、固定する手・・・千手観音並みに手がいっぱいあれば、何とか
出来ると思うんですがwww

 そういえば、学生時代、ホテルの調理場でバイトしていたときのことを思い
出しました。「卵を割れ」と言われたので、せっせと割っていたのですが、両手で
割っているその姿を見て「遅い! 片手で割れ!」って叱られました。ホテルでは、
大量の食材を扱います。テキパキと仕事をこなすには、卵も片手で割れなきゃ
いけないんですね。
 卵を片手で割るなんて、できるわけない・・・。そう思っていましたが、何事も
練習。何度も練習しているうちに、コツがつかめて、難なく片手で割れるように
なっていました。不思議なものですね。

 紐のくくり方が難しいとはいえ、古本屋にとっては避けて通れぬ道。今更ながら
で恥ずかしいですが、何度も練習して、マスターしたいと思います。初めて自転車
に乗れた時の感動、初めて卵を片手で割れたときの感動・・・。そんなものが、また
自分の中で蘇るのかな。そんな期待もしています(^^)

バラ売りについて

 百科事典をバラ売りするなんて、論外。非常識もいいところです。そんな
ことは売り出していた大手新古書店自身、よく分かっているはず。なのに、
なぜバラ売りしたのか? これには、ちょっと不思議なトリックがあります。

 実は、古書店の立場から言わせてもらえば、まとめ売りよりも、バラ売りの
方が簡単ですし、利益も大きくなるのです。このことについて、ご説明します。

 まず、まとめ売りよりもバラ売りの方が簡単という点。これは、消費者心理
というか、買い手の経済力の問題。バラで売り出せば、セットで売るよりも、
商品単価は安くなります。ですので、消費者としては購入しやすくなる。
ってことは、店の立場からすれば、バラ売りの方が売りやすいわけで、
売るのが簡単という理屈になります。

 それに、バラ売りだといちいちセットをまとめる手間もかかりませんし、場所も
取りません。バラで売り出してOKなら、バラ売りしたいって店側の気持ちは
分からないでもありませんね。

 次に、バラ売りの方が利益が大きくなるって点。これは、ちょっと不思議に
思われるかもしれません。だって、バラ売りの方が単価は低いわけです
から。でも、ここにも数字のトリックがあるのです。

 たとえば、本日私が見かけた108円の百科事典を例に考えてみましょう。
これを店で全巻購入したとします。仮に全30巻のシリーズだとしたら、
購入金額は108円×30=3,240円。
 一方、セット売りの場合は、この値段で売り出すと、売れ残る公算が高い
のです。1冊あたりの単価を計算して、バラ売りの値段と同じでしたら
「お得感」に欠けるので、なかなか売れにくいんですね。バラ売りの値段と
セット売りの値段が同じくらいでも売れるのは、人気漫画のシリーズなど、
一部の商品に限られます。このへんも微妙な商品者心理って言えそうです(^^)

 要するに、店としては「お得感」を演出するため、全30巻のシリーズだったら、
バラ売りの金額3,240円未満で売り出さないとダメなわけ。たとえば、2,500円
くらいでしょうか。
 ってことは、全部売れた場合、バラだと3,000円ほどの売上高が見込めるけど、
セット売りだと2,500円ほどしか見込めない。つまり、その差額分、店が損を
するわけです。(ただし、これは時間をかけても、全商品が売れるって仮定での
計算。バラ売りして売れ残ったら、もはやセット売りするって選択肢がなくなる
ってリスクはあります。でも、百科事典のように、どうせ売れ残る可能性の
高い商品なら、バラ売りしてでも少しでも現金収入を上げる方が大事だって
考え方もあるでしょうね。残ったら、廃棄処分するだけだってことです)

 ネット販売の場合、1冊ごとに送料差額を儲けるってセコイ(?)商売をやって
いるお店もあります。そういった場合も、セット売りよりバラ売りの方が、利益は
出せるってことになりますね。

 以上のような理由から、古書店ではまとめ売りできる商品も、あえてバラ売り
する場合があるのです。文学全集や画集などは、バラ売りなら、売りやすいけれど
セットにすると売れにくいって商品の代表格でしょうね。不思議なことですが。

 逆に、全巻揃っていることで、バラの値段よりも高額で売り出せる場合もあります。
このへんは、ケース・バイ・ケース。
 たとえば、日本古書通信2014年7月号に、平凡社の東洋文庫の既刊揃のセットが
掲載されていました。価格は178万2000円。1冊あたりの単価は、およそ2000円。
それぐらいの古書価で取引されている本もありますが、ずっと安い価格で売り出されて
いるものもありますので、これはバラで買うよりも高額なセットって言えそうです。でも、
既刊分を全部揃えるってのは、なかなか至難の業ですので、高額な商品ではあり
ますが、金額相応の価値はあるって言えるでしょう。もし私が、この商品を扱う
としても、ここまで揃えたなら、絶対にバラでは売りたくないですね。納得いく金額で
じっくり売り出します。

 バラで売った方が、少しでも早く現金を回収しやすい。でも、セットの方が価値がある
ものは、なるべくセットで扱っていきたい・・・。バラ売りするのか、セット売りするのか。
こういったところにも、その店のポリシーを見ることができるものなんです。

百科事典を売っていました

 本日、午前中に1件の買取。段ボール1箱ほど。さほど量も多く
なく、査定も積込みもスムーズにいきました。実用書の類が多く、
ネットで高額で売れるって本はありませんが、状態もよくまずまずの
買取成果(^^)

 帰り道、某大手新古書店の近くを通ったので、ついでに立ち寄り
ました。どんな商品に力を入れているのかな? って敵情視察
です。

 まぁチェーン店ですので、どこの店もそれほど個性的な品揃えは
していません。だいたい同じような感じ。でも、この店では1点だけ
目を引く商品がありました。それは・・・

 百科事典

 ・・・です。以前、このブログで百科事典は扱いにくいって書いた
記憶があるのですが、まさか大手の新古書店で扱っているとは・・・。
大量の買取があって、その中に百科事典が入っていたので、捨てるのも
もったいないし、とりあえず棚に並べて置こうって考えかも知れません。
でも、なかなか売れないでしょうね。

 百科事典を古本屋が買うのも売るのも自由。売れなきゃ売れないで、
その店の経営状況が悪化するだけですし、売れたとしたらお客さんの
ニーズをとらえたしっかりした品揃えだったというだけのこと。いずれに
せよ、その店の経営方針ですので、他人が口出しすべき問題では
ありません。

 でも、古書業界にたずさわる者として、この店での売り出し方には
不快感を覚えました。なんと、百科事典をばら売りしているのです。

 何、考えてんねん!!(怒)

 言うまでもなく、百科事典は全巻揃って初めて書物としての意味のある
もの。アの巻だけとか、ニ~ノの巻だけとか、バラで売っても意味のある
ものじゃありません。例外的に、百科事典の別巻として出版されている
年表とか、地図帳とかですと、バラ売りの意味はあるかもしれませんが、
その店では、百科事典本体がバラで各巻108円で売られていたのです。

 もちろん法に触れる行為じゃありません。完全に適法です。しかし、職業
倫理として許されるかどうかは、別途検討が必要な事例でしょう。

 「まぁ、こんな立派な百科事典が安いわ!」

 って喜んだお客さんが、棚の百科事典を買占め、せっせと自宅で本棚に
並べてみたら、1巻抜けていることに気付いた。・・・こんな場合でしたら、
お客さんの確認不足って責めれますでしょうか?

 百科事典だけじゃありません。中学・高校生向けの問題集の中には、
解答が別冊になったものが多くあります。私も買取をして初めて気づいた
のですが、この別冊解答。意外と紛失されている方が、多いのです。
こんな場合、残された問題集本体だけでは、商品価値はほとんどゼロです。
要するに、問題集の価値ってのは、問題部分と解答部分合わせての価値
ってこと。だから、問題部分と解答部分をバラで売り出すってことは、常識的に
ありえません。

 最近の本には、DVDやCDが付録として付いているものがあります。これも、
あえて別売りとして売り出したら、トラブルの元。DVDなどが紛失している
場合には、その旨、明記して売り出すのが常識です。

 百科事典にせよ、問題集にせよ、バラ売りすべきでないものを、バラ売り
するってのは、いらぬトラブルを増やすもとになりますし、本の有効活用って
点からもマイナス効果。古書店としてのプライドに欠ける行為ですね。

 いくら向こうの店の方が大手でも、さすがにこういったやり方は、非常識だと
思います。皆さんも、大手チェーン店だからと安心せず、しっかり商品を吟味
した上で、購入なさるようにしてください。

まだまだ続けますよ

 昨日も、業者市にて出品。まずますの金額で落札いただきました。
ありがとうございました。

 でも、昨日、大量の本を会場に運び込んでいるときに、口の悪い
先輩が一言。

 ロビンさん。入ったばかりで、もう店じまいか?

 新入りなのに、たくさんの出品があるってことは、もう店をたたむ
つもりなんんだろう、って。ホンマ、口が悪いですね(笑) いえいえ、
まだまだロビンは頑張ります。当店で処理しきれない本を運んだ
だけのことですよ。

 まだまだ売り出せる品はたくさんあります。でも、あまりに業者市に
出品してしまうと、当店がネットで売り出す品がなくなります。という
わけで、ほどよく店の在庫を考えながら、キャッシュフローをよくする
ため、適度に業者市に品を持ち込む・・・ってスタイルでいきたいと
思っています。
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