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サイン本の真贋 その2

 サイン本の真贋の判断方法、その2。入手経路を調べる。
これは、特に我々業者が、一般のお客さんから買取る際に
気を付けなきゃいけないこと。いくら人気作家の名前が
書いてあるからって、それだけで直筆署名本ってことには
なりません。本物であるとは限らないからです。

 そこで、どういったルートでその品を手に入れたのか確認
します。作家のサイン本なんて、そう頻繁に手に入れるもの
じゃないですから、それを手に入れたときのエピソードって
のは、それなりに記憶に残るもの。「忘れた」って言葉が
出てきたときは怪しいですし、不自然な回答だった場合も
要注意です。

 入手経路がはっきりしない場合には、その本が偽物って可能
性が高くなりますし、仮に本物だとしても入手経路が説明でき
ない品=盗品……ってことも考えられます。いずれにせよ、
古書店としては扱えない品ってことです。

 一般のお客さんが、サイン本を入手する経路としては、およそ
次のようなものが考えられます。

 ・サイン会
 ・書店・古書店で購入
 ・個人的に交流があった

 もちろん他のルートも考えられますが、かなりレアケースな
はず。およそは以上のようなところだと思います。で、もちろん
これらのルートの回答があったからって、それをそのまま鵜呑み
にはできません。会話全体から判断して、その話の信ぴょう性、
整合性を考えます。

 本当は、お客さんを疑うような真似はあまりしたくないのです
が、お客さん自身は本物と信じていても、やはり何かの間違いで
偽物を掴まされているって場合もありますから、そのまま信じる
わけにいかないのです。それに、当店がサイン本として売出した
ものが偽物だったってなった場合には、別のお客さんにご迷惑を
かけることになってしまいますので、やはり真贋の判断は慎重に
しなくちゃいけません。

 一般の方と異なり、古書店がサイン本を入手する経路は様々。
あらゆるルートで仕入れてくる可能性があります。もちろん、
合法なものですよ(^^) その特別なルートこそ、プロとして
やっていく上で一番重要なノウハウ。ネットでそんな情報が
出回ることは、まずないでしょうねwww

 皆さんが、古書店からサイン本を買おうって考えている場合。
可能ならば、店主にその本の入手経路を尋ねてみるといいで
しょう。もちろん、誰それから買ったとか、いくらで手に入れた
って細かい情報は教えてくれないはず。そのあたりを突っ込んで
聞くのはマナー違反。

 でも、会話する中で、少なくともその店がその品を入手して
いても不思議はないなって思えるかどうか……このあたりは
説明が難しいのですが、平たく言えば、ご自身の第六感。そう
いったものにピンと来る反応があるかどうかを感じることです。

 ズバリ直球で、「本物ですか?」って尋ねてみるのもいいで
しょう。あまりにも疑っている感を滲み出していたら失礼です
が、商品について問い合わせることは、客として当然の権利。
誠実なお店でしたら、そこできっちり店主の判断を語ってくれる
はずです。こうこうこういう理由で、当店では本物と判断して
いますって具合に。

 何となく店主が胡散臭いって感じたら、買わない方がいいです
ね(笑) 棚を見渡して、他の商品と比べて浮いている、異質だ
って感じる場合も要注意。その店の得意分野じゃなかったのかも
しれません。ってことは悪意はないけれど、ウッカリ偽物を販売
しちゃっているって可能性もなきにしもあらずですね。

 まぁ結局のところ、店もプロとはいえ人間。間違いはあるもの
です。その間違いが、客を騙そうという悪意から来るものか、
それとも知識不足のための過失によるものか。高額な商品を買う
場合には、店主の人間性を判断して、その人の売っているもの
ならば間違いないって信じられるかどうか。そういう基礎的な
人間関係が大事になる気がします。
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サイン本の真贋 その1

 昨日、サイン本の話をして、思ったこと。私はあまりサイン本
だからって特別に有難がったりしませんが、世間では人気作家
のサイン本はそれなりに価値が認められ、随分高額で取引される
ものもあります。

 そうなると出回るのが、偽物。本物であるかのように
見せかけて、まがい物を売りつけるって商売が横行したり
もします。大半の古書店は、真面目な商売をしているの
ですが、一部の悪徳業者がいることで、業界全体の印象が
悪くなるってのは悲しいこと。買う側でも、悪質な業者に
騙されないよう、しっかり見極めて欲しいって思います。

 サイン本の真贋をどうやって見極めるか。店によって独自の
方法論があることと思いますが、私なりのいくつかの方法を
紹介したいと思います。

 ただし、私のノウハウを全て公開するわけにはいきません。
これは、知識を独占したいというよりも、そういった情報を
ネットで公にすることで、悪用されるのを防ぐ配慮。

「なるほど、こういった点を見て真贋を判断しているのか」
ってコツを全て教えたら、その裏をかいて偽物を本物らしく
見せるってこともできるわけで、やっぱ色々と問題があると
思うんです。ご了承くださいm(__)m

 それに私自身、そんなにサイン本に詳しいわけじゃあり
ません。偉そうにウンチクを語るほど知識があるわけじゃ
ないので、ここで語るのはごく基本事項だけって思って
ください。

 真贋判断の第一歩は、何よりもまず「本物」を知ることです。
その作家の本物のサインを見たことがあれば、出来の悪い
贋作は見ただけで偽物とすぐ分かります。

 大手書店では、度々、人気作家のサイン会が催されます。
そういったイベントでサインを貰っておけば、これは間違い
なく本物ですから、後日、どこかの店でその作家のサイン
本に出会ったとき、真贋を判断する基準となりますね。

 物故作家の場合でも、漱石などのようにビッグネームに
なれば、あちこちの博物館やら記念館に、直筆の書が多く
残っていますから、そういったものを目に焼き付けておく
というのも効果的かも知れません。

 それから、本や作家に関する情報誌に目を通していると、
時折、作家のサインの写真が載っていたりします。そういう
のも記憶の片隅にとどめておくようにしたら、いざ実物を
見たときに、判断材料の一つにはなります。

 古書店の目録も、勉強になります。老舗の古書店の中には、
有名作家との交流が深かったことで知られるお店もあります。
そういったお店の目録に、その作家の生原稿やら、ハガキやら
が載っていたら、これはほぼ本物って考えて間違いないで
しょう。

 でも、注意も必要です。業者市で仕入れたものを売り出して
いる場合には、店主自身、騙されているって可能性もあり
ますから。店の信用に関わることですし、たいていは間違い
ないでしょうが、念には念を押して、高額な商品を購入する
際には、ご自身でもしっかり勉強されることをお勧めします。

 結局、本物を知らないと、真贋の判断は不可能。本物と比べて、
どうもこのへんがおかしいな……そういう勘が働かないように
なりますから。面倒でも、しっかり勉強。それが、偽物を掴ま
されるのを防ぐ一番有効な方法です。

秋の気配

 おはようございます、ロビンです。

 日中はまだまだ暑いですが、朝夕はめっきり涼しくなりました。時には、
肌寒さを感じるほど。皆さんのお住まいの地域は、いかがでしょう?

 こちらでは、どうやら夏も終盤。秋の気配が漂うようになってきました。
セミの声も少なくなってきましたし、夜には秋の虫が鳴き始めています。
台風や豪雨が続いたため、何だか今年は夏が短かったような気分です。
7月はほぼ連日、市に通ってつぶれたしね。。。

 でも9月からは、また暑さが厳しくなるとのこと。まぁ予想なので的中
するかどうか分かりませんが、もう少し夏らしさを味わっていたいって
思うので、厚さは歓迎かな? 集中豪雨や、土砂災害は困りますけど。

 室内で過ごすことが多い古本屋。今年は、市にばかり通っていたので、
なかなか季節の移ろいを実感できませんでしたが、あっという間に秋の
到来のようです。夏が去りゆくのはさびしいですが、秋には秋の良さが
あります。

 過ごしやすい季節なので、スポーツに、芸術に、人間の文化活動が
盛んになるのも秋。でも、やっぱり古本屋店主としては、「読書の秋」を
充実させたいなって思っています(^^)

バザーに出品

 以前、兵庫県川西市に営業所を構えていました。今は、大阪府に
移転したのですが、川西の住居は倉庫代わりに今でも使っています。

 で、川西に戻ったときのこと。 地域でバザーを行うので、出品ご協力
くださいってお知らせがありました。というわけで、段ボール2箱ほどの
本を寄贈。文庫本、新書、ハードカバー単行本など。ま、すごい人気
商品ってわけでもないですが、値段を安くすれば売れるだろうてラインを
チョイスして持参しました。

 売れても、私には1円も入ってきませんが、こういった地域の活動も
たまにはしなくちゃね、ってことで持っていったわけです。せっかく持って
いったのですから、しっかり売れて地域団体の貴重な収入源になって
くれれば嬉しいですが、さてどうなることでしょう?

 古本屋には、実に多くの本が入ってきます。もちろん自分で売り出す
のがベストですが、なかなか自店の傾向に合わない商品とか、ちょっと
古くなって人気薄な商品は、扱いが難しいもの。業者市で売ったり、
地元の新古書店に持ち込んだり、図書館に寄贈したり……。色んな
方法で処分しないと、店がパンクします。

 まったく市場価値がないものは、仕方ないのでリサイクル工場に
持込んで故紙として売りますが、単なる紙の原料として扱うよりも、
「本」として扱いたいってのが本音ですね。捨てるのは簡単。でも、
なるべく次の利用者を探す算段を立てるのが、古本屋として大切な
仕事じゃないかって思っています。ま、なかなか難しいんですけどね。

 さて、今日持ち込んだ品々。無事、買い手が見つかってくれれば
いいな~って願っています。

 

偽のサイン本

 人気アイドルグループのサイン色紙を偽造してネットで販売した
として、男女2人が逮捕されたってニュースが流れました。逮捕
容疑は、詐欺。ネットオークションで偽サインを栃木県の女性に
21,700円で落札させたというもの。逮捕容疑での被害額自体は、
2万円程度ですが、余罪があってトータルで3000万円以上を
売り上げていたといいますから、被害者はかなりの数に上る
ようです。

 古書の世界でも、偽のサインが問題になることがあります。
サイン色紙が古書店で売られていることもありますし、人気
作家のサイン本って需要が高く、高額で取引されることも
多いものです。

 あまりこういう話はしたくないのですが、プロの古本屋が売って
いるからといって、サイン本が本物だとは限りません。さすがに
お客さんを騙そうと思って偽物を販売する業者は少数でしょうが、
悪意なく偽物を販売してしまうって可能性もあるのです。

 実は、業者市でも偽物が出回ることはあります。私も見ました。
ある人気漫画家のサイン本が出品されていたことがあったのです。
「××のサイン本」として出品されていましたが、でも私の鑑定では、
あれは偽物です。

 出品した方は、本当にそれを本物と思っていたのか、それとも
専門外の品だったものであまり詳しくなく分からなかったのか……
入手経路等を聞かないと分からない部分もありますが、そのような
怪しげな品が業者市に出回るというのは事実。で、買う方もプロ
ですから、たいていの場合、そういう怪しげなものは引き取り手が
ないまま終わります。

 でも、目利きを誤った人、欲の皮のつっぱた人が安く競り落とす
って場合も、ないわけではありません。そうやって落とされた品は、
やがてはお店に並ぶことでしょう。

 そのとき、「サイン本」として売り出したら問題ですが、でもこの場合
詐欺として立件できる可能性は低いですね。というのも、業者市で
仕入れたって証拠が伝票という形で残るからです。

 偽のサイン本を売っても、それだけでは罪になりません。「偽物である
こと」を認識して販売して初めて詐欺罪に該当します。ところが、市で
仕入れたものを転売しただけなら、「偽物であること」の認識がなかった
って判断をされる可能性が高いと思われるのです。

 というわけで、古本屋が市で仕入れた偽のサイン本を販売しても、刑法
上はおとがめなし(民事責任は残ります)。逮捕されることもまずありません。
で、そういう法制度を悪用して、積極的に偽物を販売するお店もないとは
言えないと思うのです(大半は、真面目な商売をされているお店ばかり
ですが、一部に悪徳業者はいるってことです)。

 だから、人気作家のサイン本が古書店で高額で販売されていても、それ
だけで本物だという証拠にはなりません。売っている店主自身も騙されて
いる場合もありますし、偽物と分かって仕入れて販売しても、よほどのことが
ない限り罪に問われないってタカをくくって、大胆な値付けをしている不届きな
店もあるからです。

 サイン本がお店で売られていて、欲しいな~って思ったら、店主に尋ねて
みることが一番です。どういう経路で入手した品なのか。その作家に直接
書いてもらったのか、それともその作家と交流のあった人物から仕入れたの
か、あるいは業者市で仕入れたのか……。

 本来は、こういった仕入ルートを聞くのはマナー違反でしょうが、サイン本は
本物であってこそ価値のあるもの。本物であることの確信を得るために、店に
出所を問い合わせるってのは大事なことだと思います。で、納得がいったら
買う。怪しいなと思ったら、やめておくのが無難です。

 まぁでも、いくらお店の人に質問しても、結局自分で目利きができないと
偽物を掴んでしまう可能性はあります。だから、高額なサイン本を購入する
場合は、普段から交流のある、信頼できるお店で買うってのが一番大事な
ことかもしれませんね。信頼できるお店でしたら変な商品は置かないもの
ですし、万一、ウッカリ偽物を販売してしまったって場合でも、それなりに
誠実な対応をしてくれるものだと思いますよ。

古本屋になるには 古物商申請その10

 少し間が空きましたが、古物商の申請についてもう少し解説。

 添付書類も準備でき、無事申請が受理されれば、あとは
待っているだけ。申請件数の混み具合などで若干の差は
生じるかもしれませんが、だいたい1か月ぐらいを見て
おけば許可が下ります。

 申請しても、許可証をもらうまでの間は、まだ古物商
としての営業はできません。しかし、ただボーっと待って
いるだけでは時間がもったいないと思えば、他の準備も
しておきましょう。

 オークションサイトでのID取得、銀行口座の開設、サイトの
準備、商品の準備、広告の準備、梱包資材の準備……など
です。

★ID取得
 せどりをして、ヤフオク! などで販売をするってことだけを
考える場合。
 既にIDを取得済みでしたらいいですが、まだなのでした
ら、取得申請をしましょう。出品の場合には、本人の住所確認
等の手続がありますので、申請してもすぐに出品というわけ
にはいきません。
 だいたい1~2週間程度の余裕を見ておいたらいいでしょう。
古物商の申請をすると同時に出品IDの申請をすれば、
許可が下りればすぐ販売できますので、時間の無駄はなく
なりますね。ただし、ヤフオク! の場合、出品するには
プレミアム会員の登録が必要。わずかですが費用が掛かり
ますので、少しでも経費を押さえたいのであれば、どの
タイミングでIDを取得するか入念に検討しましょう。

★銀行口座の開設
 たいていの人は、既に銀行口座位は持っているでしょうが、
もしも地方銀行にしか口座を持っていないという人は、
今後の取引を考えた場合、都市銀行とゆうちょ銀行の口座は
用意しておいた方が便利でしょう。お客さんがネットで購入
する場合、都銀やゆうちょの口座があると、振込手数料の
関係で結構便利に思う人もいます。

 個人名義でしたら、比較的簡単に口座は開設できますが、
お店の名前で口座を持ちたい場合には、金融機関ごとに
審査があります。といっても、たいていの場合は問題ないと
思います。やはりお店の名前の方が、お客さんも安心して
入金しやすいですし、多少面倒でもお店名義の口座を
開いておきましょう。

★サイトの準備
 許可が下りるまでは販売するわけにはいきませんが、
その間にもサイトの準備は進めておきたいところです。
基本的な枠組みを作っておけば、あとは商品を入荷する
ごとに更新するだけでいいですが、なかなかこの枠組みを
作る作業は大変です。許可が下りてすぐ営業を開始できる
よう、コツコツとサイトの構築作業も始めた方がいいです。

★商品の準備
 古物商の許可がないことには、転売目的で古物を買うこと
はできないのだから、商品なんてないはず。でも古本屋を
営もうとする人は、たいていの場合、蔵書家です。ですので、
自宅にたくさんの本があるはず。その中で、自分には不要な
もの、売り出してもいいものを分別、準備しておきましょう。
開業して実際に仕入がスタートするまでは、それらが当面の
在庫です。

★広告の準備
 本を売るのも買うのも、やはり広告は大事。店を立ち上げ
てしばらくは、お客さんにも認知されていないわけですから、
しっかり広告しましょう。
 どんな媒体で、いくらぐらいの予算を見積もるか? これは
難しい問題です。なるべく低予算で、なるべく効果的な広告を
したいと思うのは皆、同じ。でも、なかなか思い通りにはいきま
せん。色々工夫を重ねながら、自分なりの方法を編み出すしか
ないでしょう。

★梱包資材の準備
 ネット販売をするのでしたら、商品を郵送するという作業が
必要になります。いつ売れても困らないように、ある程度の
分量の梱包資材をホームセンターで購入しておきましょう。

 それと最寄りの運送会社を訪ね、料金の確認をしておきます。
どれくらいの荷物がいくらくらいの料金で送れるのか。事前に
確認して、しっかり料金体系に組み込まないと、思った以上に
送料がかかって損をしたってことにもなりかねません。
 ある程度取引量が増えれば、割引価格での交渉も可能ですが、
開業当初は通常料金での発送になると考えておいていいでしょう。

 こうやって見れば、申請後許可が下りるまでの間にも、なか
なかやるべきことは多いですね。仕事をこれ一本で考えている
人には問題ないかもしれませんが、会社勤めをしながら、副業で
ネットショップをやりたいって考えている人には、ちょっと大変な
作業かも知れません。

 副業に考えているのでしたら、あまり慌てず自分なりのペースで
作業を進めていけばいいでしょう。ただし、あまりにもノンビリして
いると「営業していない」と判断されて、許可の取り消し処分の可能性
もありますので、ご注意を。

北東北書会市会に参加

 今日は、北東北書会の市会に参加。この市は毎週木曜日に開かれて
いるのですが、先々週は盆休み。先週は、私の都合で欠席。ということで、
久しぶりの顔出しでした。

 あんまり休んでいると、顔を忘れられそうですから。

 ちょっぴり言い訳しながらの参加。・・・久しぶりの参加って、何だか照れる
ものです(*^_^*)

 本当は出品もしたかったのですが、雨がひどかったのと、商品の整理が
できていなかったのとで、今日は「買い」でのみ参加。2点、落札できました。
本当は、もう2点欲しい品があったのですが、競争相手がいたため、値が
上がりそうに思い、ちょっと買い控えしました。

 実は、この市でよく顔を合わせるあるベテランの方。いつもいつも私と
欲しい商品がバッティングします。で、毎回、毎回、私が競り負けていま
した(>_<) 別に、その方も私に嫌がらせをしているってわけではなく、
店に欲しい商品と、私の希望商品がかぶっただけのこと。後は、値段の
勝負ですから、負けても文句は言えません。どうしても欲しければ、
より高い金額を提示したらいいだけのことなんです。

 で、ふと思ったこと。その方と、ここまで希望商品が重なるなら、自分の
店で売り出したいな~って思っていた商品も、思い切ってこの市に持ち
込めば、案外、いい値段が付いたりして?

 そこそこ需要のある品でしたら、市に持ち込んで売りさばくのは、そう
難しいことではありません。でも、市で売る方が自分で売るよりも、概して
安くなるもの。そりゃそうです。購入したお店は、市での仕入値に自店の
利ザヤを乗せて販売するわけですから。

 市で売れると分かっていても、何でもかんでも持ち込めば、自分の店で
売る品がなくなりますし、そうやって在庫が品薄になれば、自分の店の
カラーもなくなります。このへんが難しいところですね。

 市で希望商品が重なるってことは、そのジャンルについてそのお店は、私
同様に力を入れているお店ってこと。いわば、ライバル店なわけ。市では、
ライバル店に商品を売って儲けるよりも、ライバル店に競り勝っていい品を
ゲットしたいですね。いつもは負けていますが、ここぞという商品が出たとき
には勝負を賭け、店の心意気を示せるよう頑張りたいと思います(^^)

これが正装

 以前にこのブログで書きましたが、私は普段、買取訪問の際には
作業着姿で訪れます。重い荷物を運ぶのに一番動きやすいから
です。他の古本屋さんを見ていると、Gパンや短パン、Tシャツ、
ポロシャツ……やはり動きやすい格好で仕事されている方が多い
みたいです。

 皆さん、作業効率の高まる服装を心掛けていらっしゃるよう。スーツ
姿の人を見かけることは、ほとんどありません。でも、いくら作業しやすい
とはいえ、土木作業で用いられるような作業着を着ている人は少ない
みたい。これまで市を訪れた際に私の格好を見て、建物の工事関係者
だと思った方が何人かいらっしゃいました(^_^;)

 ま、そうやって特徴的な服装をしていたら、皆にも早く顔を覚えてもらい
やすいってことでいいかななんて思っています。大昔は、毎日スーツ姿で
仕事をしていましたが、今となってはあんな息苦しいもの、着る気がしま
せん。ネクタイだって、結び方、忘れたかも。。。

 自分の好きな服装で仕事ができるってのは、古本屋の仕事のいいところ
ですね。
 飲食店、コンビニ、警察官……決まった服装で仕事をしなくちゃいけないって
職業はけっこう多いですね。子どもたちの憧れの野球選手だってユニフォームは
球団で決められています。俺は一流選手だから、好きな服で試合に出るよって
わけにいきません。サラリーマンだって、制服こそなくても仕事にふさわしい格好
という一種のドレスコードは存在します。

 古本屋のドレスコード……本を運びやすく、かつ、お客さんに接するのに失礼に
あたらない服装。色々考えて、私は今のところ作業着姿を採用しています。作業
着といっても、泥にまみれて屋外作業をしているわけじゃありませんし、きちんと
洗濯はしていますから綺麗なもの。まぁ、これならお客さんの自宅を訪問するのも
OKじゃないかって思っています。

 ホントは業界全体でアイデアを募って、古本屋にふさわしい服装ってのが
発案されれば助かるのですが、今のところ、各店自由気ままに好きな格好を
しているようです。だから、こんな格好をしていたら古本屋! って特徴はなかなか
掴みにくいですね。もう少し、私の存在感が古書組合で大きくなったら、私の
ような作業着姿の人が増えてくれるかな? そうすると、古本屋は作業着を着る
ってのがスタンダードになったりしてwww そのときは、この服装をロビン服
って勝手に呼ぶことにします・・・ナンテネ(^^)

先日の業者市にて

 先日の業者市でのこと。何品かに入札しておきました。結果、
1点だけ落札。他は全部、ダメでした(>_<) 1点落とせたのは
嬉しいけれど、たったの1点しか落とせないんだったら、むしろ
全敗でもいいかなってちょっと複雑な気持ち。。。そこまで、
欲しい商品でもなかったですし、1点だけのために席料を支払う
のも馬鹿馬鹿しいですしね。

 ある品は、落札金額を見てビックリ!

 え!? そんな値段で仕入れるの?

 って驚きの金額でした。陳列の際も、「これは売れないだろうな」
ってベテランの方々は、不人気商品扱いwww でも量が多いので、
安い値段でだったらお得感があって売れるかなって私は思っていま
した。

 で、私はハイエナの如く安い値段で仕入れようと札を入れておいた
のですが、大差で負けました。売値を考えればそれぐらいの値段で
仕入れてもいいかもしれませんが、それにしても売りにくそうなもの
ばかり。競り落とした方は、随分、奮発したものです。

 ひょっとしたら私が気付かなかっただけで、お宝本が隠れていた
のかもしれません。大量の出品の場合、ひょっこり貴重な品が紛れて
いたりしますから、そういったものを入手できるなら、ある程度高額でも
仕入れる価値はあるかもしれませんね。

 あまりに落札金額と、私の入札額との差がかけ離れ過ぎていたので、
恥ずかしく思っていたら、あるベテランの方はおっしゃいました。

 大差で負けた方が、スッキリするよ。わずかの差で
落とせなかったら、悔しいやろ?


 確かに、そういう心理はありますね。もうちょっと出せば、自分が落とせた
かもしれないわけですから。

 まぁでも、大差で負けようが、僅差で負けようが、入手できなかった品を
いつまでも悔むんじゃなく、頭を切り替えて次にいくことが大切ですね。
今回は逃した本も、縁があればまた扱う機会はやってくるはずだって
気長に構えようと思います。

市の運営をお手伝いして

 昨日、初めて業者市のお手伝いをしました。主な業務内容は、以下の
とおり。

 ・出品物の陳列
 ・開札作業
 ・振りで落札された品の整理

 もちろん、市の運営がこれだけで終わりというわけではありません。あく
まで私が手伝った仕事内容がこれだけ、ってハナシ。これ以外にも、
改札時の読み上げ、振りの品出し、料金の精算等色々と業務はあるもの
です。

 一番面白かったのは、やはり開札作業。開札とは、置き入札の結果を
公開する作業。一定の時刻で締切り、封筒を開けて、誰が落とせたのか
確認をするわけです。

 通常は、競り落とした人の札だけを品に貼りつけます。これで、誰がいくら
の金額で落としたのか、皆に知れ渡るってことになります。でも、2枚の
入札用紙を貼り付ける場合があります。たとえば、こんな場合。

(A店)  ・   (B店)
 2,000  ・   1,800
 1,500  ・   1,200

 このような入札金額でしたら、A店が2,000円で落とせるわけですが、この
場合、競りで負けたB店の入札用紙も貼りだすってルールになっています。
というのも、A店の最低額1,500円を上回る金額を他の店が入れているわけで、
このような場合を「噛んでいる」っていい、噛んでいる場合には、その噛んだ
店の用紙も貼るわけです。

 噛んだ状態をオープンにすることで、A店としてはやはり1,500円では落とせ
ない品だったということが分かりますし、B店としては1,800円が精一杯だった
けど、もう少し出せば落とせたかもしれないってことが分かります。

 複数の店が入札に参加しないと「噛む」状態にはなりません。それに、複数の
お店が札を入れても、一店が桁違いの金額を入れてしまったならば、やはり
噛んだ状態にならないわけで、噛んだ品ってのはそれだけ人気があり、かつ
妥当な相場で取引されたってバロメータにはなるかもしれませんね。

 開札で緊張するのは、店の名前と金額に細心の注意が必要ということ。お金
に関することだけに、間違いがないよう気を付けなきゃいけません。って、そんな
こと当たり前って思うかもしれませんが、何が大変って皆さん、なかなか個性的な
文字を書かれること(^_^;) 数字の0と6が分かりにくかったり、店名が不明だったり
……。ハッキリ分かりにくいものはベテランの方に尋ねながら、何とか対応しま
した。

 でも、思ったこと。私は今後、入札するときには、出来る限り丁寧に書こう
って思いましたね。いくらで入札するかってことにばかり集中すると、文字も
汚くなりがちですが、やはり読みにくい文字はトラブルの元。丁寧に書きさえ
すれば、そういうトラブルを回避できるんですから、それぐらいの手間は惜しま
ないようにしようって思います。
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