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古本のイメージ

 大手新古書店が全国展開したことで、古本に対する世間の
イメージが変わりました。古本であるにもかかわらず、
綺麗で安い。そんなイメージが定着してきましたね。
 でも、古本は中古品なんです。綺麗さを過度に求められると、
売る側としては対応に困ることもあります。

 昔の本は、汚れているものです。製紙技術が未熟だったことも
あって、本に用いられている紙に酸性成分が含まれ、これが
長い時間のうちに化学反応を起こして、ヤケや紙の劣化を引き
起こすのです。

 最近は、製紙・製本技術が向上してきましたから、長期間の
保管に耐えうる本が作られるようになっていますが、それでも
中古である以上、多少の汚れはあるものです。

 ネット古書店としては、きちんと状態の説明をして誤解の
ないよう努める一方、購入するお客さんの側でも古本に対する
認識を改めて欲しいと思います。

 綺麗な本を求めるなら、新刊書店で買えばいいこと。新刊
さながらの綺麗な本を安く求めるなら、大手新古書店を利用
すればいいこと。個人店は、新刊書店で売っていない絶版図書、
多少汚れていても店主が勧めたいと思う本……そんなものが
売られているところです。

 何でも綺麗なものがもてはやされる時代ですが、人の手を
渡って汚れたものでも、本そのものの価値は変わりません。
走行距離の長い中古車の値段が安くなるのとは、本質的に
異なると思います。

 古本屋を利用するときには、そういった汚れや書き込みをも
楽しむ。そういう心のゆとりを持ってください。古本は汚れて
いるもの。そう割り切っていただけると、ご自身の読書の守備
範囲が広がり、いい本に巡り会える確率が高まりますよ。
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