スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

古本屋の寿命は?

 有斐閣アルマ「図書館情報学入門」って本の中のコラム欄で
触れられていること。
 図書館員の寿命は長いということが語られています。人生50年の
時代に、60歳、70歳まで生きた例はザラだというのです。ある程度、
統計的な裏付けがあるとはいえ、資料の数が少ないですから、
科学的に平均寿命をうんぬんできるレベルの話ではないと思います
が、それでも話題としては面白いですね。
 長生きの理由として、他の職業に比べ図書館員のストレスが
少ないことが挙げられています。

 ふと思ったこと。同じ本を扱う職業として、古本屋の寿命はどう
なのでしょう?

 古本屋は、基本的に個人事業主。自分が経営のトップなわけです
から、サラリーマンのように嫌な上司がいるわけでもありません。
ラッシュアワーにもみくちゃにされながらの出勤もないですし、それに
好きな本に囲まれて仕事できるのですから、やはりストレスは少なそう。

 時折、お客さんからのクレームなどあるかもしれませんが、それでも
他業種に比べれば、楽なもの。
 私自身、色々な職業を経験した人間として断言できますが、古本屋は
ストレスの少ない職業です。だいたい、人類の貴重な文化遺産である本を
読む行為自体が、心に平安をもたらす行為であるともいえます。だから、
正確な統計があるのかどうか知りませんが、古本屋も幸せで長生きできる
仕事だと思いますよ。

 でも、それは商売が続けられたらの話。個人事業主ってことは、経営の
責任者でもあるわけです。業績が悪ければ、すべて自分の責任。上司に
叱責されることもない代わりに、生活苦が訪れます。日本全国アチコチの
古本屋がつぶれていっているのは、まさにこの生活苦ゆえでもあります。

 図書館は営利を目的とする組織じゃありません。税金なり、個人資産
なり、ともかく何らかの財源が投入され続けることが予定されている
システムです。
 でも、古本屋は営利を目的とします。最初に資本を元入れしたあとは、
それを上手く回転させ、利益を生み出さないと存続できない仕組みです。
これが、すごく難しい。難しいから、色々と悩む。悩みすぎると、それは
ストレスに……。

 古本屋は長生きかもしれませんが、そもそも多くの古本屋は、経営が
厳しくなって、古本屋として生きていけないことが多いのも現状。
そういう古書店リタイヤ組の寿命も調査したら、けっこう早死にかも
しれません。

 私の寿命。何歳まで生きられるか分かりませんが、せめて古本屋の
寿命の統計にカウントされるよう、リタイヤ組には入りたくないって
思っていますwww
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。