スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ヤケのこと

 古い本は、もともとの紙の色が変色してセピア色になっている
ことがあります。これを「ヤケ」といいます。「焼け」と漢字で
表記する方もいますが、これだとタバコの火で焦がしてしまった
かの印象を与えるので、私は「ヤケ」と書いています。


 ヤケの主な原因は、日光。要するに、本の日焼けです。太陽の
紫外線が、本に影響を与えるみたいですね。古いタイプの蛍光灯
の中には、紫外線が比較的強く発生するものもあるそうです。
そういう蛍光灯を使っていた場合には、室内の暗い場所に置いて
いても、ヤケができてしまうことはあります。

 太陽や蛍光灯といった外的要因だけが、原因ではありません。
本の素材である紙そのものにもヤケの原因はあります。製紙段階
で使われた薬品が紙に残っていて、それが長い時間をかけて酸化
するとのこと。これは、さしずめ本の老化。人が年を取って、シミ、
ソバカスができるように、本も年を取るわけです。

 古い本には、まずヤケがあると思ってください。古本屋の商品
説明に書いてなくても、それは常識。明治、大正期の本が綺麗な
真っ白な状態であったら、むしろ偽造の疑いもありますwww

 ヤケたからといって本の価値そのものは変わりません。でも、
古本屋に売る場合には、買取額が減額される場合があります。
お客さんも綺麗な本の方が好きだから、どうしても汚れた本、
ヤケている本は買取額が低くなるみたいです。ウチはそんなの
気にしないで、買いますけどね。

 古本屋に売るなら、一般的にはヤケのない綺麗なものの方が
高くなります。そういうわけでヤケを防ぎたいということで
したら、直射日光の当たらない部屋でカバーなどをつけて
保管しておいたら、だいぶマシですよ。読まないときには、
箱などに仕舞っておいてもいいかもしれません。

 でも、大事にしすぎて読まないよりも、何度も読み返して汚れて
しまった方が、本としては幸せ。読み返されるうちに自然とできた
ヤケならば、それは「名誉の勲章」ですよね。
 大型店では、ヤケのある本はお断りってところが多いですが、
個人店の場合、本の内容でしっかり査定するところも少なくあり
ません。あまりヤケには神経質にならないでいいと思いますよ。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。