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犬の耳

 本を読んでいて重要なことが書いてあるページに出くわしたら、
ページの角を折って目印にする人がいます。ページの角を三角に
折ったその形が犬の耳に似ていることから、「ドッグイヤー」って
呼びます。


 ドッグイヤーがあっても読むのに支障はありませんが、でも本が
傷みます。折れ跡が強く残ると、その部分から破れが生じる場合も
ありますし、折ったページ数分だけ本の厚みが増すわけですから、
表紙にも負担がかかりますね。何より、見映えが悪い。

 というわけで、ドッグイヤーがある本は、買取額が減額されちゃう
こともあります。あまりにもひどいと、買取不可ってこともあるかも。
 買取った古本屋としては、いくら古本とはいえ、できる限り綺麗な
状態にしてお客さんに読んでもらいたいもの。ドッグイヤーを
伸ばして、商品として売り出すことになりますが……この手間が
大変。その作業に費やす時間も、人件費として原価計算に含めないと
いけないので、買取額を減らさざるを得ない場合もあります。

 古本屋の立場としては、ドッグイヤーをするよりも、付箋やしおりを
使ってもらった方が助かります。でも、学び方は人それぞれ。手許に
いつもいつも付箋が用意されているわけじゃないでしょうし、そんな
時は、ドッグイヤーをしてでも、しっかり学ぼうとする姿勢は立派
かもしれません。

 日本の図書館では、公共の財産なのだから本を大事に扱うってのは
常識ですが、文化にもよるのかも。海外ドラマで、図書館の本に
ドッグイヤーしている場面を見た記憶があります。それが海外では
一般的なことなのか、そのドラマだけの演出なのか……残念ながら、
私は海外の図書館を訪れたことがないので、わかりませんが。

 ところで、ウチの店のマスコットキャラクターのロビンちゃん。
犬なんですが、その顔を見る限り鹿にも見えます。耳がピンと
立っていて、全然犬っぽい耳をしていません。折れ跡をピンと
正しく伸ばしてゆく……何だかそんな古書店の心配りを表している
ようで、さすが店の看板犬! って思っています(笑)
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