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自費出版の見分け方

 よく出てくる自費出版の本。でも、知らない人が
見たら、何が普通の本と違うのか区別がつかない
こともあるでしょう。

 自費出版とはいえ、装丁は普通の本と変わりません。
手書きの原稿をコピーしてホッチキスで止めただけ
……な~んてことは、ないですから。きっちり印刷・
製本されていますし、ISBN番号も付けられて書店に
流通したりもします。

 そういった自費出版本ということを気付かずに買取
査定してしまうと、市場価値の判断を誤っているわけ
ですから、古本屋としては売上げ見込みが狂ってきて
失敗ってことになりますねw

 そこで、しっかり判別することが重要。その方法。
いくつかありますが、一番わかりやすいのは出版社名を
見ること。自費出版で有名な会社ってのもありますし、
聞いたこともない会社だったら自費出版の可能性が高い
って判断もできます。

 次に見るのは、著作者名。本当なら、著作者を見て
自費出版かどうか判断できれば一番いいんですが、
作家や学者の数って膨大ですからね。いくら古本屋だと
いっても、知らない人もいっぱいいるわけで、著作者を
見ただけで判断できるようになるには、相当な修業が
必要でしょう。

 もっとも、知らない著作者を見て、何を判断するのか
疑問に思われるかもしれません。見るのは、著作者の
プロフィール。そこに書かれてある経歴と、本の内容が
ミスマッチだったら、自費出版の可能性が高いですね。
経歴が一切書かれていないものも、一般人が出した本
だからって考えられます。

 序文や後書きがある本でしたら、そこを読んでみるのも
参考になります。長年の研究成果を著した……って感じで
その本に対する意気込みが書かれていたら、これも判断
材料になりますね。

 それから装丁。お金をかけて、それなりに立派な装丁の
本を作っている場合もあれば、なるべく安上がりで作成
して近所の人に配るだけでいいやって感じで書き上げた
ものもあります。そんな場合、流通を念頭に置いていません
から、装丁を見ればすぐに分かりますね。

 印字されている値段が、異様に高い場合も要注意。印刷
費用をある程度回収したいとか、特定のコミュニティの
会員にだけ配ることが予定されている場合には価格が高く
なっていることもあります。

 他にも、まだまだ判断ポイントはありますが、だいたい
以上のことを確認したら、ほぼ間違いなく自費出版の判断は
つきます。

 でも、大事なのは自費出版かどうかよりも、その本の中身。
いい本だったら、私は自費出版の本でも買取ります。知人が
本を出したって時も、よほど高額でない限り買いますしね。

 ただ古本屋としては、買取の際に自費出版のものは意識
する必要があるってことですね。市場価格を知らずに買取っ
た場合と、知ったうえで買取った場合。買取額は同じでも、
全然仕事のレベルは違いますから。

 古本屋として、もっとも感激なのは、市場価値が低いことは
知っている。でも、自分はいい本だと思うから値を付けた。
それを売り出したところ、世間で評価が高まってきて高額で
売れた……ってことがあれば、サイコーだななんて思っています。
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