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漫画の読み方

 今でこそ、皆、ごく普通に漫画を読みます。しかし、
戦前生まれの人の中には、漫画の読み方を知らない
人も少なくないはず。漫画を読むという文化をあまり
知らずに育ったからです。

 既に他界しましたが、私の祖母も漫画の読めない人で
した。明治生まれで、たいして学校教育を受けていない
人でしたが、本は好きな人でした。それでも、祖母は
漫画が読めませんでした。読み方が分からないという
のです。

 話を聞いてみると、その原因は「コマ割り」にあるよう
でした。漫画は1ページをいくつかの「コマ」と呼ばれる
画面に分割して、それぞれのコマの中に絵とセリフを書き
込んで、物語を進めていきます。このコマの分割の仕方が
コマ割り。

 普通、日本語の文章は縦書きされ、上から下へ文字を
読み進めます。そして1行が読み終えたら、次の行を読む
という具合に読んでいきます。読み終えた行を変えていく
順は、右から左へ。要するに、日本語では上から下、右から
左へ読んでいくというのが通常なのです。

 横書きの場合には、この読む方向が逆になりますが、
漫画はセリフを読んでも分かる通り縦書き。上から下へ、
右から左へ読んでいくものです。

 でも、コマ割りは、このような目の動きと異なるものを
要求します。一番右上のコマを読んだら、次はその下の
コマを読むのではなく、すぐ左のコマを読むのです。

 慣れたらどうってことない読み方ですが、活字の本だけに
親しんでいる人は、確かに混乱するかも。読もうと思っても
コマがゴチャゴャして、どこから読んでいいか分からない
……そんなふうに悩んでいた人もいたのです。

 古いマンガ……戦後すぐぐらいに出版されたものを見ると、
なんと読み進めるコマの順序を1、2、3……という感じで、
数字で指示しているものがあります。今ほど漫画が広く
読まれていなかった時代には、子供たちですら、その読み方に
戸惑っていたという証拠かもしれませんね。
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