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本の切断面のこと

 裏表紙と背表紙の違いは話しました。ついでに・・・・・・。

 この部分のことを、何と呼ぶでしょう?

koguchi.jpg

 ページをめくる部分。本の切断面が見える部分のことです。

 背表紙の逆側にある部分・・・そう、「背」の逆側ということで、「腹」と
呼びます。ただし、「呼ぶ」とはいっても、これはあまり一般的な用語
ではありません。そういう表現をする人もいるってくらいのもの。
 
 古本屋では、この部分のことを、

 小口(こぐち) って表現しています。

 ただ・・・実は、この「小口」って表現も正確ではありません。写真に写って
いるのは「前小口」。上部の切断面(天)と下部の切断面(地)を合わせて、
まとめて「小口」っていいます。

 要するに、「小口」とは本の切断面が見える部分、全体のことを指す言葉。
でも、その中でもとりわけ「前小口」の部分だけを、「小口」って呼ぶことが
多くなってきたのです。関西弁っていったら、大阪以外にも、京都や奈良や
神戸の言葉もあるはず。でも、世間一般では大阪人の個性の強さが認識
されているので、

 関西弁=大阪弁

 って印象に。それと同じこと(っていうと無理があるかな?)。

 小口=前小口

 ってのが、よく使われる用法です。

 古書店の目録を読む際も、小口とあれば普通は「前小口」の意味ですが、
店によっては本来の意味で用いている場合もあります。その店独自の用法に
注意して、注文の際には間違いのないよう気を付けてください。

 小口は、本棚に並べたとき、もっとも奥にある部分なのでヤケ被害は少ないもの。
でも、人の指が直接触れる部分ですので、本の部位の中でもっとも汚れや損傷が
激しい部分でもあります。

 小口が綺麗な本だと、買取額もちょっぴりサービスしたくなりますね。というわけで、
本を読む際は、極力丁寧にページをめくってできるかぎり小口を傷めないようにして
あげてください。指にツバをつけてページをめくるなんて言語道断ですよ(笑)

 本の部位に関する話題と。古書店主からのお願いでした。
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