スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

古本屋に値段交渉はできるか?

 本を売りたいって思っている方、必見! 古本屋に本を売るときのことに
ついて少し考察してみようと思います。

 高いお金を出して買った本ですから、どうせ手離すなら少しでも高い値段で
引き取ってほしいというのが、たいていの人の考えることじゃないでしょうか?
それが人情というものですね。

 そこで、少しでも買取額を上げてもらおうと値段交渉をする人も出てきます。

 そういえば、こういう客がいた。文庫を十冊ばかり持ってきて買ってくれという。
「四百円でいただきます」
 といったら、すかさず、
「五百円」
 と叫んだ。馬鹿が、25%の値上げを要求するなんて。もちろんお引き取りねがった
が、半年後だったら多分どこの古本屋も相手にしない雑本なのだ。もしかしたら彼は、
ほかの古本屋へ持って行って二百円で買われたかもしれない。
                      (志多三郎「街の古本屋入門」より引用)


 お客を馬鹿呼ばわりできるのは、この本の出版当時、古本屋とお客とでは、古本
屋の方が立場が強かったからでしょうか? この本は、昭和50年代の本。インター
ネットなどまだ普及していませんから、売る側にも知識がありません。プロの古本屋が
始終、取引をリードできていたのかもしれませんね。

 古本屋がリードするのですから、このお客の交渉は不発に終わりました。当初の
査定額400円も手にすることができず、スゴスゴと帰って行ったわけです。ちょっと
気の毒な気もしますが、条件が折り合わなかったのですから仕方ありません。

 この本で取り上げられているのは、あくまで一例。でも、同様の経験をしている
古本屋さんって多いと思います。私も、値上げ交渉を持ちかけられたことはあります。
でも、このような交渉に応じる古本屋ってまずないと思います。

 たいして値段がつかなかったということは、その店の売れ筋じゃないなどの理由で、
本当はあまり買いたくない本。でも、ヨソで買う品をウチの店で買わないわけにいかない
し・・・ってな感じでしぶしぶ査定した金額。というわけで、限界ギリギリなのでそれ
以上のお金は払いたくないってのが本音なんです。本を売るときは、その店の買取
傾向をしっかり見定め、適切な店に、適切な本を持込むようにすれば、少しは買取額
アップにつながると思いますよ。面倒なら、近所の店に「おまかせ」でもいいと思い
ますが。

 要するに、古本屋に対しての値段交渉はほとんど無意味ってこと。でも、例外も
あります。それは、本当にレアな本を売るとき。とはいえ、ただ単にレアってだけでは、
査定額はアップしません。

 しかし、その店の店主がその分野の本のコレクターで、どうしてもその本を欲しいと
思っている場合・・・こうなったら、もはや「プロ」の顔は消えて、「コレクター」の顔が
もたげてくる可能性はあります。事実、私はそういう場面で、プロでいられません。
「欲しい」と思ったら、少しは値上げに応じます。どうせそれでも、他の店で売り出す
のを買うよりかは安いのですから。

 あ、でも、こんなことを書いたら、やたらと値上げ交渉をする人ばっかりになる
かもしれないな・・・ですので、私がプライベートで集めている本については、
秘密。皆さんは、この善良な古書店主の足元を見ないようにしてください(笑)

 以上より、本日の結論。

 古本屋に値上げ交渉しても、無駄な努力。でも、店主が欲しそうにしているレアな
本だったら、応じてもらえる可能性はあり。ただし、先ほど紹介した本のお客さんの
ように、店主の機嫌を損ね、結局一円にもならなかったとしても、当店では責任は
負えませんので、あしからず。値上げ交渉は、自己責任でよろしくお願いします
m(__)m
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。