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めぐる古書

 買取をしていると、他店で購入された本が当店に入ってくることも
あります。新刊で買った本だけでなく、古本屋で買った本も状態が
良ければ、古本屋に売ることができますので、何件ものお店を回った
商品がウチに回ってくることもあるわけです。

 
 他店の商品であったことは、商品に貼られている値札やシールで
分かります。昔ながらの古本屋さんでしたら、値段を巻末に鉛筆で
手書きしていることもありますね。

 個人的には、このような本に出会うのはけっこう楽しみです。
 まず、売値の見当がつきやすいというのが助かりますね。店によって
は売上時に値札部分を切り取るところもあるのですが、値札が手書き
されている場合や、シールが貼られている店の場合には、その価格で
お客さんが購入したということ。相場の分からない苦手なジャンルの
本の場合には、これは重宝します。

 自分も詳しいジャンルの商品だった場合、その値付けが妥当なのか
どうなのかヨソのお店を批評する気分で見ることもあります(^^)

 え~、ちょっと高すぎるんじゃないの?

 とか、

 え? こんな値段で売ってしまったの?

 とか。他店の値付けを見ることは、色々と勉強になるものです。そうやって
売値が分かれば、逆算すれば買取価格も、そう大きく間違うことはないって
理屈になります。

 とはいえ、あまりこの値札に頼りすぎて査定や値付けの参考にするのは
よくありません。当たり前のことですが、目の前のお客さんがその本を
古本屋から購入した時と、今、自分がその本を買取ろうとしている時とで
相場は変動するものだからです。

 当時は流行していて高値で取引されたけど今は100円均一でも売れない
ってのもありますし、逆に、当時はありきたりだったけれど今では絶版に
なって希少価値が高いって本など・・・いろいろなケースがあります。

 それでも参考程度に、過去の取引価格を知るってことは勉強になりますし、
時にはそういった相場の変遷を学ぶ材料になったりもします。

 たとえば、古本屋でその本を買った時の、お店のレシートが本に挟まって
いることがあります。こういう場合でしたら、取引の日時もほぼ正確に特定
できますから、その時の売値と今の相場を比べたら、だいたい××年前と
比べてこの本の相場は3倍ほどになっているな、といったことが分かったり
します。

 人によっては、古本屋で購入した本は買取ってもらえないと思い込んで
いらっしゃる方もいますが、そんなことはありません。今も売れ筋であること、
状態がいいこと。この2点を満たしていれば、たいていの古本屋さんで
買取ってくれることでしょう。

 金は天下のまわりものって言いますが、古書も天下のまわりもの。本当に
いい本は、何人もの人の手に渡っても残ってゆくものなんですね。
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