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井本全海「人間繁盛の法則」

 先週、滝行を受けたときに、ご住職の著書を買い求めました。私は
なるべく、知人や実際にお会いした方の本は読むようにしています。
「文は人なり」・・・その人の書いた本を読めば、その人の人柄、
内面を知ることができるからです。

 今回、買い求めたのがタイトルの本―「人間繁盛の法則」。「人間
繁盛」とは聞きなれないかもしれませんが、これはご住職の造語。
「生き生きわくわく輝いている魅力的な人間」という意味合いです。
心貧しい「人間貧乏」を脱皮し「人間繁盛」となり、やがて「人間
立派」へと辿りつく……そう説かれています。

 ご住職自身、もともとビジネスの世界で活躍されていた方。商売
繁昌を願う私としては、大いに学ぶことが多いものです。「商売繁昌
には、まず人間繁盛から」・・・そう語られます。

 この本の中で、とりわけ印象に残っている部分があります。少し
紹介いたします。

 よくいわれるのが、近江商人の「三方良し」です。三方とは売り手良し、
買い手良し、世間良しです。
 ……
 しかし、これは論理的に成立しません。
 一つや二つを満足させることはできても、三つを同時に、また継続的に
満足させることは非常に難しいのです。利害関係が相反してしまい、
一時的には可能でも、継続させることは不可能です。
 ……
 会社はこのような矛盾を常に抱えています。この矛盾、相反することを
クリアするのが経営であり、仕事です。そこに改良改善、改革が存在し、
創意工夫が生まれ、成長や面白味、やりがいを感じることができます。


 私の場合は、会社組織ではなく個人店ではありますが、それでもこの
経営哲学は通じる部分があると思います。本を高く売りたいこちら側。
安く買いたいお客さん。「世間」との関係をどう理解するかは難しい
ですが、古本が売れても著者には1円の印税も入りません。そういった
著作者・出版社側の思惑、主張にも配慮して、よりよい本文化を生み出す
こと……そういったことかな? って自分なりに考えています。

 確かに、この三者をすべて満足させることは、難しいことですね。
でもだからといって、自己の利益だけを追求していればいいってこと
ではありません。難しいながらも、この三者の利益を最大限生み出せる
……そんなビジネスモデルこそが、本物だと思います。

 困難だからこそ、挑戦する価値がある……そう語られたご住職の
言葉は力がこもっており、まさに「人間繁盛」の方だと思いました。
 私も精一杯、この世界で頑張って、自分の天命を果たしたいと
思います。
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