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古本の「相場」

 新刊書籍と違って、古本の場合、店によって価格が違っていることが
あります。店主の勘と経験によって値付けに差が生まれているわけです。
で、このようにてんでバラバラの価格体系が存在すると、気になるのが
その本の「相場」というもの。

 その本が、過去、どれくらいの価格で取引されたのか。これが、「相場」の
目安となってきます。

 でも・・・。「相場」・・・よく聞く言葉ですが、実はこれもいい加減なもの。
といっても、「相場」がないというわけではありません。どこで売られるか。
どのように売られるかで、「相場」というのは大きく変化するものなのです。

 たとえば、古書店が集う業者市。そこでの取引相場と、店頭での販売価格は
当然異なります。店は、業者市で仕入れた値段にいくらかの利益を見込んで
値段を付けるわけですから、店頭価格のほうが高くなるのが普通です。

 また、店の販売価格は、その店の客層に左右されます。すなわち、その店の
客に売れやすいもの、売れにくいもので値段は変わってきます。そして、住宅地に
構えるか、学生街に構えるかで客層も変わってくるのですから、同じ本でも店に
よって売れ行きは異なり、値付け価格に反映するってことになります。

 店頭で売り出す場合と、ネットで売り出す場合とでも価格は異なりますし、
ネットでもアマゾンで売り出す場合と、ヤフーで売り出す場合とで売れ筋は
変わります。

 このように古本の最終的な売値は、さまざま。「相場」って言われると、何だか
客観的な基準で、その本の価値が定まっているかのように感じがちですが、
まったくそんなことはなく、所詮は店主の「経験則」の言い換えにすぎません。

 私もこのブログで時折「相場」って言葉を使いますが、本当は空しい言葉
だなって思っています。もし、仕入れた本を「相場」どおりに現金化することが
できるなら、古本屋ほどボロイ商売はありません。重たい本が、まるで札束の
ように見えてくることでしょう(笑)

 過去の相場以上で取引されることもあれば、相場の半額でも売れないことも
ある。・・・だから、商売は難しいのであり、また面白くもあるわけです。
 皆さんも、あまり「相場」なんて気にせず、欲しい本だったら買う。興味がなければ
安いからって買わない。・・・そんなふうに「相場」に踊らされるのでなく、自分自身の
基準でしっかり買い物なさってください。
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