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百科事典を売っていました

 本日、午前中に1件の買取。段ボール1箱ほど。さほど量も多く
なく、査定も積込みもスムーズにいきました。実用書の類が多く、
ネットで高額で売れるって本はありませんが、状態もよくまずまずの
買取成果(^^)

 帰り道、某大手新古書店の近くを通ったので、ついでに立ち寄り
ました。どんな商品に力を入れているのかな? って敵情視察
です。

 まぁチェーン店ですので、どこの店もそれほど個性的な品揃えは
していません。だいたい同じような感じ。でも、この店では1点だけ
目を引く商品がありました。それは・・・

 百科事典

 ・・・です。以前、このブログで百科事典は扱いにくいって書いた
記憶があるのですが、まさか大手の新古書店で扱っているとは・・・。
大量の買取があって、その中に百科事典が入っていたので、捨てるのも
もったいないし、とりあえず棚に並べて置こうって考えかも知れません。
でも、なかなか売れないでしょうね。

 百科事典を古本屋が買うのも売るのも自由。売れなきゃ売れないで、
その店の経営状況が悪化するだけですし、売れたとしたらお客さんの
ニーズをとらえたしっかりした品揃えだったというだけのこと。いずれに
せよ、その店の経営方針ですので、他人が口出しすべき問題では
ありません。

 でも、古書業界にたずさわる者として、この店での売り出し方には
不快感を覚えました。なんと、百科事典をばら売りしているのです。

 何、考えてんねん!!(怒)

 言うまでもなく、百科事典は全巻揃って初めて書物としての意味のある
もの。アの巻だけとか、ニ~ノの巻だけとか、バラで売っても意味のある
ものじゃありません。例外的に、百科事典の別巻として出版されている
年表とか、地図帳とかですと、バラ売りの意味はあるかもしれませんが、
その店では、百科事典本体がバラで各巻108円で売られていたのです。

 もちろん法に触れる行為じゃありません。完全に適法です。しかし、職業
倫理として許されるかどうかは、別途検討が必要な事例でしょう。

 「まぁ、こんな立派な百科事典が安いわ!」

 って喜んだお客さんが、棚の百科事典を買占め、せっせと自宅で本棚に
並べてみたら、1巻抜けていることに気付いた。・・・こんな場合でしたら、
お客さんの確認不足って責めれますでしょうか?

 百科事典だけじゃありません。中学・高校生向けの問題集の中には、
解答が別冊になったものが多くあります。私も買取をして初めて気づいた
のですが、この別冊解答。意外と紛失されている方が、多いのです。
こんな場合、残された問題集本体だけでは、商品価値はほとんどゼロです。
要するに、問題集の価値ってのは、問題部分と解答部分合わせての価値
ってこと。だから、問題部分と解答部分をバラで売り出すってことは、常識的に
ありえません。

 最近の本には、DVDやCDが付録として付いているものがあります。これも、
あえて別売りとして売り出したら、トラブルの元。DVDなどが紛失している
場合には、その旨、明記して売り出すのが常識です。

 百科事典にせよ、問題集にせよ、バラ売りすべきでないものを、バラ売り
するってのは、いらぬトラブルを増やすもとになりますし、本の有効活用って
点からもマイナス効果。古書店としてのプライドに欠ける行為ですね。

 いくら向こうの店の方が大手でも、さすがにこういったやり方は、非常識だと
思います。皆さんも、大手チェーン店だからと安心せず、しっかり商品を吟味
した上で、購入なさるようにしてください。
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