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「まんだらけ」の警告文について

 「まんだらけ」のサイトに載せた文章が話題になっています。「まん
だらけ」は、大手の古書店。漫画などを中心に扱っていますが、
玩具類なども強いです。古書店って点では、当店のライバルなん
ですが、全然、扱い品目から経営規模から違い過ぎるので、まぁ
あんまり商売敵ってほど気になるお店でもありません。

 さて、その「まんだらけ」。鉄人28号の玩具が万引きされる被害に
あったそうなのですが、その犯人の写真を公開すると警告文をサイトに
掲載しています。

 話題になっているので、私も「まんだらけ」のサイトで確認しました。
現在は、モザイク処理がほどこされているその写真。1週間以内に
商品を返さなければ、モザイクをはずして画像を公開するというのです。

 公開されている写真は、どうやら防犯カメラのもののようなんですが、
その人物。本当に万引き犯なのか、どうなのか。犯行の決定的瞬間の
映像は公開されていませんので、何とも言えませんが、仮に、本当に
その人物が犯人だったとして、晒しものにするのはやり過ぎじゃないの
って声と、いやいやどんどんやればいいって声とに二分されている
みたいですね。

 私の見解。

 公開は全然OK。あるサイトでは、弁護士が脅迫罪が成立する恐れが
あるので、ただちにやめるべきって見解を発表していましたが、店の
立場から言わせてもらえば、こんな弁護士の発言は、寝言に等しいです。

 防犯カメラの画像を警察に提供すべきって言ったって、不特定多数の
人が来店する店です。いくら犯人の顔が鮮明に写っていても、その人物を
日本全国から探し出すなんてこと、警察がしてくれるはずがありません。

 誤解されがちですが、防犯カメラの映像って、それだけで犯人を捕まえ
られるほど決定的な証拠ってわけじゃありません。よく似た別の人物って
可能性もあるのですから。

 もちろん、裁判になれば、その映像の人物が間違いなく被告人であると
立証されれば相当有罪に傾きます。だって、犯行の決定的瞬間が映って
いるんですから。でも、その前段階。犯人を捕まえるってときの証拠としては
弱いですね。凶器に付着していた指紋ほど個人を特定できるものじゃあり
ませんし、金さんの桜吹雪ほど問答無用のものでもありませんからwww

 たまたま、その犯人がヨソでまた万引きしたときに、現行犯逮捕された
ならば、映像が決め手となって余罪の一つとして取り上げてもらえることは
あるかもしれませんが、それでもその時に商品を売っ払っていたら、店は
泣き寝入り。商品も返ってきませんし、代金だって払ってもらえません。

 要するに、万引き被害なんて警察に届けても、真剣にとりあってくれません。
もちろん、補償もしてくれません。万引き被害は、その場で取り押さえないと、
事実上、どうしようもないのです。相手の身分が分かっていれば、別ですが。

 とすれば、店が泣き寝入りしないためには、どうすればいいか。その一つの
手段が、今回のように「映像を公開するぞ」と犯人を威嚇することです。
この部分だけ見れば、人を脅しているのだから「脅迫」ととれないことも
ないですが、でもその目的。万引き被害を防ぐという観点からすれば、店と
しては、やむにやまれぬ選択。

 ・急迫不正の侵害に対し
 ・自己または他人の権利を守るため
 ・やむを得ず行う

 ・・・以上の条件を満たした場合には、「正当防衛」として違法性が阻却され
ます。違法性が阻却されるのですから、脅迫罪など成立しようはずがあり
ません。

 ちょっと順に検討してみます。

 「急迫不正の侵害」と言えるかは、確かに疑問。でも、現に万引き被害は
発生し、今なお商品が戻ってきていないのですから、肯定してもいいでしょう。

 2つ目も問題ないです。店の権利を守るため、映像を公開するぞって脅して
いるわけですから。

 一番、問題になるのは最後の点。警察に届ける。裁判を起こすって手段が
あるんじゃないの? とも考えられるからです。ですが、それは日本の司法
制度に過度の期待を寄せる妄想です。

 以前、業者市に行った時のこと。即売会や交換会に関係者を装って出入りし、
商品を盗み出して売り飛ばしている人間がいるということで、注意書きが
貼り出されていました。防犯カメラの映像はもちろん、買取の時にその人物が
記入した書類を見せても警察は取り合ってくれなかたっとのことでした。

 警察なんて、そんなもの。刑事訴訟法という法律では、犯罪被害者は告訴
できるって規定されているのですが、現場の警察官は少しでも自分たちの
仕事を減らすため、なるべく犯罪被害の申告をさせないよう働きかけます。

 今回の「まんだらけ」の犯人。たとえ、防犯カメラの映像を持っていっても、
どこの誰とも分からないのですから、警察もつかまえようがありません。
しかも、被害金額は25万円!! とても、諦め切れる金額じゃありません。
バイト1人(あるいは、もっと? 東京の賃金ってよく分からないや。。。)の
人件費が吹っ飛ぶ金額。店としては、相当の痛手ですよ。

 突然の公開じゃなく、1週間の猶予を与えて商品の返却をうながしている
ことを考慮すれば、今回の警告文は許されるものだと思います。もちろん、
全く無関係の人を間違って公開してしまったってことになれば大問題
ですが。

 古本屋に限らず、物を売る商売では万引きはつきもの。各店、その対策に
頭を悩ませているものです。私はネットショップなので、基本的に万引き
被害はないですが、それでもいつか店を持ったときには、そういうことも
あるんだろうなって考えてはいます。

 過激に思う人もいるかもしれませんが、店にとって万引き被害は切実な
もの。もともと悪いのは盗んだ人間なんですから、あまり遠慮することも
ないって思っています。

 ただ・・・そうはいっても、客商売。ネットでは、「やり過ぎ」の声も上がって
いますし、そういう声による企業イメージの低下ってリスクを考えたら、
そこまですべきかどうかってのも検討すべきかもしれません。

 それに、「まんだらけ」は過去、出所の怪しい商品を売ってトラブルになった
ってことがあります。万引き犯に厳しく接するなら、自分のところも厳しくされ
ても文句は言えません。大手なんですから、そのへんのモラルはしっかり
してほしいものです。

 万引きは悪いことですが、それに対して店がどう対応するか。なかなか
難しい問題です。
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コメント

愚かな弁護士が嘘吹いてます

脅迫罪?名誉毀損?
100%該当しません。
「脅迫」?
まんだらやは脅迫をするつもりが無い。
読解力に乏しい弁護士が多すぎます。
どこが脅迫なのでしょうか?
無理があります。

Re: 愚かな弁護士が嘘吹いてます

> 脅迫罪?名誉毀損?
> 100%該当しません。
> 「脅迫」?
> まんだらやは脅迫をするつもりが無い。
> 読解力に乏しい弁護士が多すぎます。
> どこが脅迫なのでしょうか?
> 無理があります。

 コメントありがとうございます。

 あるサイト上で行われていたアンケート結果を見ても、今回の
騒動、一般人の感覚としては画像公開OKってのが常識的判断の
ようです。
 でも、弁護士とか学者先生とかは批判的な見解が主流のよう。

 このギャップは何だろうって思っていたのですが、そういった
法律家の方々は、「合法です。何も問題ありません」って言って
おいて、その発言を信じて画像公開をした人が、万が一、罪に
問われたりしたら信用を落としますので、イチオー問題になりそう
な部分を指摘しているんじゃないかって思います。

 しかもその指摘の仕方が、たいていの場合「~の可能性がある」
ってかなり曖昧な表現。違法って断言する人は少なかったみたい
です。いくら法律に詳しいとはいえ、裁判結果を出すのは、
あくまで裁判所。弁護士も、なかなか自信を持って違法とも、
合法とも断言しにき事案なのかもしれませんね。
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