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ウルトラマン関連本の発禁について

 ウルトラマンを題材にした漫画本「ウルトラマン ザ・ウルトラパワー」が、
マレーシアで発禁処分になるというニュースが流れました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140307-00000164-jij-asia

 他国のことですし宗教上の問題もあるみたいですから、日本人の私がその
是非を論じるべきではないかもしれませんが、このニュースに関連してふと
思ったことを。

 昨日、在庫を整理していて「四畳半襖の下張」の復刻版を見つけました。
数年前に、ある方のお宅へ伺って買取りしたものです(私は、ネットショップ
の開店はまだなんですが、既に古物商の資格は得ており、何年か前から細々と
買取りは行っているのですw)。

 さて、この「四畳半襖の下張」。大学で法律を学んだ方ならご存知のはず。
実はこの本、「わいせつ物」として裁判になっています(笑)最高裁でも、
この本が「わいせつ文書」にあたると判断されました。
 でも、この作品をめぐっては、当時から文学的価値を高く評価する声が
あり、最高裁の判断には批判的な見解も強く聞かれます。そんな世間の声を
反映してか、裁判後も何度かこの本は復刻されており、私が見つけたのも
そんな復刻本の一つです。

 同じ本が時代によって評価が変わったり、時にはその本を出版することが
犯罪とされたりもする。不思議といえば不思議ですが、いったい誰が正しい
のかということは、なかなか簡単には言えません。
 わが国で過去「わいせつ」とされた物がフツーに売られているように、マレー
シアでもまた発禁処分が解ける日が来るかもしれませんね。
 古本屋としては、たとえ今の時代に評価されていなくても、後世で脚光を
浴びる書物があるかも知れない。そんな価値観の変化もあるってことを
認識して、世に出た本を少しでも多く未来に残す……そんな職責を感じたり
もしています。

 ところで、この「四畳半襖の下張」。作者はあの永井荷風と伝えられています。
なるほど、文学史の教科書に必ず登場する人物ですからね~。簡単には、
「わいせつ」って言い切れない気もします。
 残念ながら(?)私の入手した本は、損傷がひどく商品として売り出すことは
できないレベルでした。開店時には売り出せませんが、ネットを探せばそんなに
珍しい本ではないですから見つけやすいと思いますので、興味のある方は御一読を。
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