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サイン本の真贋 その1

 昨日、サイン本の話をして、思ったこと。私はあまりサイン本
だからって特別に有難がったりしませんが、世間では人気作家
のサイン本はそれなりに価値が認められ、随分高額で取引される
ものもあります。

 そうなると出回るのが、偽物。本物であるかのように
見せかけて、まがい物を売りつけるって商売が横行したり
もします。大半の古書店は、真面目な商売をしているの
ですが、一部の悪徳業者がいることで、業界全体の印象が
悪くなるってのは悲しいこと。買う側でも、悪質な業者に
騙されないよう、しっかり見極めて欲しいって思います。

 サイン本の真贋をどうやって見極めるか。店によって独自の
方法論があることと思いますが、私なりのいくつかの方法を
紹介したいと思います。

 ただし、私のノウハウを全て公開するわけにはいきません。
これは、知識を独占したいというよりも、そういった情報を
ネットで公にすることで、悪用されるのを防ぐ配慮。

「なるほど、こういった点を見て真贋を判断しているのか」
ってコツを全て教えたら、その裏をかいて偽物を本物らしく
見せるってこともできるわけで、やっぱ色々と問題があると
思うんです。ご了承くださいm(__)m

 それに私自身、そんなにサイン本に詳しいわけじゃあり
ません。偉そうにウンチクを語るほど知識があるわけじゃ
ないので、ここで語るのはごく基本事項だけって思って
ください。

 真贋判断の第一歩は、何よりもまず「本物」を知ることです。
その作家の本物のサインを見たことがあれば、出来の悪い
贋作は見ただけで偽物とすぐ分かります。

 大手書店では、度々、人気作家のサイン会が催されます。
そういったイベントでサインを貰っておけば、これは間違い
なく本物ですから、後日、どこかの店でその作家のサイン
本に出会ったとき、真贋を判断する基準となりますね。

 物故作家の場合でも、漱石などのようにビッグネームに
なれば、あちこちの博物館やら記念館に、直筆の書が多く
残っていますから、そういったものを目に焼き付けておく
というのも効果的かも知れません。

 それから、本や作家に関する情報誌に目を通していると、
時折、作家のサインの写真が載っていたりします。そういう
のも記憶の片隅にとどめておくようにしたら、いざ実物を
見たときに、判断材料の一つにはなります。

 古書店の目録も、勉強になります。老舗の古書店の中には、
有名作家との交流が深かったことで知られるお店もあります。
そういったお店の目録に、その作家の生原稿やら、ハガキやら
が載っていたら、これはほぼ本物って考えて間違いないで
しょう。

 でも、注意も必要です。業者市で仕入れたものを売り出して
いる場合には、店主自身、騙されているって可能性もあり
ますから。店の信用に関わることですし、たいていは間違い
ないでしょうが、念には念を押して、高額な商品を購入する
際には、ご自身でもしっかり勉強されることをお勧めします。

 結局、本物を知らないと、真贋の判断は不可能。本物と比べて、
どうもこのへんがおかしいな……そういう勘が働かないように
なりますから。面倒でも、しっかり勉強。それが、偽物を掴ま
されるのを防ぐ一番有効な方法です。

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