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サイン本の真贋 その3

 サイン本の真贋の判断方法、その3。筆跡を鑑定する。

 筆跡を鑑定するというと、かなり専門的な知識がいる
ように思われるかもしれません。でも、ごく初歩的な
レベルの鑑定でしたら、皆さんも実践することができます。
出来の悪い署名本でしたら、簡単に偽物であるってことを
見抜けるでしょう。

 もちろん筆跡鑑定の前提として、本物を見たことがある
ってのは大事。その本物の印象と比べて、今、目の前に
あるサインから受ける印象が同じものかどうなのか。これを
感じ取るわけです。

 って抽象的すぎますかね(^_^;) じゃあ、もう少し具体的に。

 まずは、全体のバランス。字そのもののバランスはもちろん、
字間や余白のバランスにも意識を向けます。人間が書くもの
ですから、サインも全く同じものって二つとありませんが、
それでも文字から受ける印象って似通うものです。ここに
違和感を感じるなら、偽物の可能性が大ですね。

 それと、筆の勢い。普段から書き慣れている人間と、それを
真似して書いた人間とでは、文字の勢いに差が生じます。どこ
となくぎこちない感じ、たどたどしい感じを受けたら、これも
偽物の可能性大って思ってください。

 他にも、真贋を見極める方法はいくつかありますが、ちょっと
専門的な知識が必要になる部分もあるので割愛。まぁこれまで
お話した点に注意すれば、かなりの部分で偽物は判別できるって
思いますよ。

 ファン心理としては、好きな作家のサイン本は欲しいもの。
「日本古書通信」2014年6月号には村上春樹の署名本の記事が
載っていましたが、その価格はなんと30万円以上!! まぁ
これは単にサイン本ってだけでなく、限定稀覯本だからって
いうのもその価格の根拠になっているみたいですので、偽造品
が出回る可能性は低いでしょうが、それにしてもファン心理って
すさまじい……。

 個人的に思うこと。高額な商品を買って飾っておきたいって
いうのは、コレクター心理としては共感できる部分もありますが、
やっぱりそれって特殊なこと。本は、読んでこそのものだと思い
ます。

 どうしても思い入れのある作家のサイン本が欲しい。そういう
気持ちを否定はしませんが、あまりに欲しがるファンの人が多い
と、業者も考えます。足元を見て高額で売りつけられたり、時には
偽物を売りつけられるってこともあるかも。好きな作家を応援する
気持ちは大事ですが、ほどほどを心掛けるようにしてください
……って、古本屋の立場としては、欲しがる人が多い方が嬉しいん
ですけどねwww

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