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処分の順番

 蔵書家の方は、なかなか本を手放す決心がつかないもの。でも、自宅
スペースの都合や、家族の理解が得られないといった事情で、やがては
手放さざるを得なくなる人が多いものです。ご年輩のお客さんの場合、
「死ぬ前に本の処分をしろって息子に言われて……」って、ちょっと悲し
そうな顔をされる方もいらっしゃいます(^_^;)

 まぁ本当は手放したくないんだけど、仕方なく手放すって場合、古本屋に
売却ってのが一番多いパターンでしょうね。さすがに長年にわたって収集した
本を、捨てるって気持ちにはならないものです。

 売却する場合、一気に蔵書を全部処分するって人もいるでしょうが、大半の
方は、とりあえず邪魔になった分だけ売りたいって思っているはず。思い入れ
のある本は、なかなか思い切りよく全部処分なんてできないものです。

 じゃあ、その売る本をどうやって決めるか?

 自分の蔵書の中で、つまらなかった本、二度と読み返さない本を優先的に
処分するのは当然。読まない本を棚に並べていてもスペースの無駄ですから、
保管場所に困ったら、まずはこれらの本から手をつけましょう。

 それでも、まだスペースに困る場合。次に処分すべきは、ベストセラー本
です。話題になった本、人気作家の本など、重版が重ねられている本は、いつ
でも手に入れようと思えば、手に入れることができます。世間にそれだけ出回
った本なので、古書店でもそれほど珍しくないわけなんです。

 だから、こういった本の処分は、あまり悩む必要はありません。もちろん、
ベストセラーになる本の中には一時の流行ってだけでなく、何度も読み返し
たい名著も少なくありません。でも、そんな本だって市場に多数流通している
のですから古書価はさほど高くなく、いざ、その本を読み返したいって時には
簡単に入手できるのです。

 ってわけで、処分の順番としては、こういったよく売れた本を優先的に
処分するのがお得ってことになります。よく売れた本の方が人気はあるので、
大事にしておきたいって気持ちが出てくるかもしれませんが、それは逆なん
ですね。人気のない本ほど大事にしておかないと、手放してしまったら
次に出会うのが難しいかも知れません。

 ただし、注意点。よく売れた本ってのは、それだけ市場に出回っている
のですから、まさに人気絶頂のその時を逃して売る場合、古書店での買取
額も低くなるのが一般的な傾向です。珍しくない、在庫があふれているって
状態なわけ。蔵書を処分して儲けたいって考えでしたら、やはり発行部数の
少ないマニアックな本の方が値段はつくでしょうね。

 低い値段で処分しても、またいつか安い価格で買えるからいいやって考える
か。それとも、高い値段で買ったものを、二束三文の安値で手放すのはもったい
ないって思うか。蔵書をいつまでも大事に保管できるなら、それに越したことは
ありませんが、ひとたび処分するって決断をしたならば、あまり多くは期待しない
でもいいんじゃないでしょうか?

 蔵書が処分できて、自宅スペースが拡がる……このメリットと、蔵書処分の
悲しさとどちらが大きいか。蔵書を手放すってのは、結局、この両者の折り合い
をどうつけるかって作業なんです。なかなか簡単なものじゃないですね。。。

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