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小さな親切、大きなお世話?

 古本屋をやっていると、多くの知人・友人からアドバイスを受けます。
こうやった方がいいよとか、こんなことはダメだよ、とか。もちろん、
親切心からのアドバイスがほとんどなんですが、でも、そのほとんどが
役に立ちません。いや、それどころか、中には有害なアドバイスさえ
あります。

 なぜ、役に立たないか? 簡単な話。アドバイスする彼らのほとんどが、
古本屋って仕事を経験したことがないから。経験したこともない人間が、
プロを相手にあれこれとアドバイスするんですから、ナンセンスな話。
釈迦に説法ってものですが、それでも私のためによかれと思って色々と
忠告してくれているのですから、そのこと自体は感謝しなくちゃいけない
ですね。

 古本屋に限らず、どんな仕事でも、その仕事をしないと分からない悩み
ってあるもの。それを知らずに、部外者がアレコレとアドバイスしても、
ほとんど役に立ちませんし、時にはそのアドバイスに従ったがために、
かえってひどい目にあうってこともあります。

 これは、私の実体験。以前、別の商売をしていた時、ま~ホンマに色んな
人がアドバイスをくれました。そのアドバイスを信じて、ひどい目にあっても
助言者はそんなこと忘れています。責任なんかとってくれません。当たり前の
話ですが、自営業者たる者、自分の店の一切のことは、自分が責任を持つ
ものなんです。間違っている人の声に耳を貸す方が、アホなんです。

 これは身に染みて感じた、大事なこと。

 経営の一切の責任は、自分にあります。

 だからこそ、決断は絶対に自分が下さなきゃいけません。アドバイスを
受け入れること自体は悪くありませんが、自分が納得できないことならば、
絶対に従ってはいけません。自分で下した決断ならば、たとえ間違った
判断をしてしまっても、諦めがつくというもの。この肝心なところを他人に
委ねてしまっては、それは責任の放棄というものです。

 ・・・これって、商売をする上では、当たり前の道理。でも、意外と忘れやすい
こと。「~さんの言うことを信じて」とか、「~さんが言っているんだから」なんて
責任転嫁ばかりして、最終判断を自分で下せない人間は、やっぱり商売をやる
資格がないってことになります。

 責任を一切、自分が負う

 ・・・ここが、自営業者とサラリーマンの一番大きな違いです。どんなに大きな
お金を動かす仕事をしていても、どれだけ大きな組織をまとめていても、勤め人
は最終的な責任は負いません。毎月一定のサラリーを手にすることができる
わけです。

 仕事でミスをするたびに、辞表を提出するなんてことはしないでしょうし、仮に
そんな人がいても、会社に与えた損害を一生かかって償っていきますなんて奇特
なことを言う人はいないはず。勤め人と、自営業者の両方を経験した私から見ると、
勤め人の仕事に対する姿勢は、概して甘いことが多いものです。

 とはいえ、自営業者が偉くて、勤め人が仕事の能力で劣るなんてことを言うつもり
は毛頭ありません。これは、単に仕事の役割分担の話。勤め人は最終的に自分が
責任を負わなくていい代わりに、納得のいかない上司の命令にも従わなきゃいけない
って苦労があります。

 私も何度か、会社組織で働いたことはありますが、わかったこと。私には、勤め人は
向いていません。そんな私ですから、勤め人をしている友人に何かアドバイスを
しても、的外れなことしか言えないでしょう。

 要するに、自営業者には自営業者の、勤め人には勤め人の苦労があって、部外者
が親身になってアドバイスをしても、ほとんど何のためにもならないってこと。する
ほうも、されるほうも時間の無駄ってものです。

 仕事を離れて付き合える、知人・友人って大事ですが、仕事上のアドバイスだけは、
あまりマトモに耳を傾けると痛い目に合います。小さな親切、大きなお世話。・・・そう
なることが分かっていますから、仕事上の悩みなどで相談を受けても、最近はあまり
個性的な解答はやめ、一般論を語るにとどめています (^_^;)




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