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おカタイ本について

 本日、午後に買取1件。経済、歴史に関する本の他、郷土史など。
かなりの量の買取になりました (^^)

 ま、こういうお硬い本は、飛ぶように売れるってわけにはなかなかいき
ません。業者市に持ち込んでも、あまり値がつかないことがほとんど。
でも、こういう本を並べることで店の「風格」ってのが出てくる気がします
ので、私は大歓迎です。

 そういえば先日、あるベテランの古書店さんに忠告されました。

 硬い本なんか仕入れても、売れへんから買ったらあかんで!

 その方は、自分なりの経営をされてそういう結論に至ったのでしょう。
それはそれで一つの選択。そういう経営哲学なんで、別に構わないと
思います。

 が、・・・それでも私は、やはりこういう本を扱う古本屋でありたいと
思います。漫画やライトノベルなどの読みやすい本、人気タレントの
写真集、ちょっとした時間に読むような娯楽本……もちろん、こういった
本も、立派な文化的産物。古本屋でしっかり扱うべきとは、思います。

 しかし、人類の積み上げて来た叡智を記した本、人生観を大きく変える
ような名著、貴重な史料となりうる文献・・・売れようが売れまいが、こういう
本を扱ってこそ、古本屋は古本屋らしくあれると信じています。世間一般の
売れ筋に迎合していては、貴重な文化遺産を後世に残すってことができ
ません。

 情報化社会と言われます。それでも、まだまだデジタルデータに落とし
こまれていない人類の営みを記した資料って膨大なもの。こういうものを
極力、後世に伝えていくことこそ、古本屋がもっとも大事にすべき社会的
職責じゃないかって思うのです。

 もちろん、これが飛ぶように売れてくれたら商売は楽なものなんですが
……残念ながら、世の中そう甘くありません。貴重な本は大事に保管
して、いい人に買っていただけるまで気長に待つ。売れ筋の本は、業者市や
即売会でさっさと売って、当座の運転資金を確保する・・・こういう両天秤の
売り方で、厳しい古書業界を乗り切っていこうって考えています。。。


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