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玉木えみ「少女系きのこ図鑑」

 お薦め本、紹介。

 玉木えみ・著 飯沢耕太郎・監修「少女系きのこ図鑑」

 いっぷう変わったキノコ図鑑です。107種のキノコを収録しているんです
が、そのイラストがどれも可愛らしい! 「少女系」ってネーミングだけ
あって、色んなきのこを女の子に擬人化して描いているわけです。

 晩秋。山にはキノコが生えていますが、いざ山で見つけたキノコをこの本で
調べようと思っても・・・う~ん、それはちょっと難しいかな? 「図鑑」って
名前は付けられていますが、写実的に描かれているわけじゃないですし、
調べ物をするには不適だと思います。

 むしろ絵を楽しむための画集、イラスト集と思われた方がいいでしょう。でも、
一応、「図鑑」って銘打っているので、ごく小さくですが写実的な絵も掲載されて
いますし、各キノコの説明はしっかりされています。

 各キノコのイメージは、著者の玉木さんの感想によるものでしょう。ドクツルタケ、
カエンタケ、シャグマアミガサタケといった毒キノコは、もう見るからに魔性の女。
絶対に男をたぶらかすような奴だなって感じ www でもベニテングタケって
毒キノコは可愛らしい少女として描かれています。

 このベニテングタケ。私は以前、京都で群生しているのを見たことがあるん
ですが、すごい光景でしたよ。もう大きなキノコがアチコチにボコボコっと。。。
木の周りに輪を描くように生えるんですが、これを「菌輪(きんりん)」って呼び
ます。西洋では、この輪っかのことをフェアリーリングって呼ぶそうで、輪っかの
中で妖精が踊っているって言い伝えがあるとか。そういうメルヘンチックな伝承も
考慮して、ベニテングタケは可愛い女の子として描いたんでしょうね。

 この本の、もう一つの見どころ。それは、そのキノコの登場する文学作品からの
引用が載せられているってところ。イラスト集として楽しんで、図鑑として勉強して、
しかも文学作品の引用もあって・・・。1粒で2度おいしいどころか、1冊で3度楽しい
本に仕上がっています。

 楽しい本なので、ぜひ、読んでみてください。
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