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リアル店舗を訪れること

 新刊書店、古書店に限らず、私はちょくちょく実際のリアルな店舗を
訪問します。といっても、別に営業をするわけでも何でもなく、一人の客
として店の中をウロウロするだけ。そして欲しい本を見つけたら購入する
ってだけのこと。

 まぁ個人の趣味の範囲で店を訪れるのですが、まったく自分の店の
仕事と無関係かというとそうでもなく、ある程度情報収集って側面も
あります。

 どんな本が最近発売になったのか、どういった本が売れているのか
……こういったことは、メディアで報じられる内容より、実際に自分の
肌で体験した方がより正確に捉えることができるって思っています。

 最新トレンドを研究するには新刊書店、それも極力大型店の方が
いいですね。小さな個人店の場合、置かれている本の量が少ない
ですし、取次店の嫌がらせ(?)でベストセラー本だって入荷ができない
ってことがあります。地域密着型でサービスはいいかもしれませんが、
マーケティングには不適ですね。

 古本屋を訪れる時は、新刊として販売された本が、古本として店に
並ぶそのタイミングに注目します。いくら大手の古本チェーン店でも、
新刊発売と同時に古本として安い値段で販売するなんてことはでき
ません。その本を売ってくれる人がいないと店で販売する商品がない
わけで、普通、新刊の発売と古本屋に並ぶ時期との間には一定の
タイムラグが生じるものです。

 だから、たとえば流行の漫画でも、新刊書店では10巻まで売って
いるけど、古本屋では8巻、9巻までしか並んでいないってことは、
よくあるものです。でも、そんな最新刊もやがては古本屋の棚に
並ぶ日が来るわけで、だいたいどれぐらいの期間で入荷しているの
かな~? なんてことを漠然と考えながら、店内を眺めています。

 一般的な傾向として、やはり新しい本を、早く仕入れるのは大手の
チェーン店の方が多いみたいですね。弱小の個人店に比べ、集客
力が圧倒的に違いますから。

 でも、大手チェーン店が仕入れられていない新しい本を、私がひょっ
こりお客さんから買取るってこともありますから、弱小店だって全くの
無力ってわけでもありません(もっとも、私はあまり新しい本を、急いで
売り出すってビジネスモデルは好きになれませんので、大型店みたい
に最新刊をアクセク集めるってことはしていませんが……)。

 そうそう、リアル店舗を訪れる時に楽しめることがもう一つあります。
新刊書店、古本屋に限らず、その店独自の売り出し方。ポップや
商品の並べ方(平積みとか、面陳とか)を見れば、どういう本に力を
入れて売っていこうとしているのか、その方向性を想像することが
できます。

 店が力を入れるから売れるのか、売れる本だから店が力を入れる
のか・・・どっちが先だか分かりませんが、こういった売り手側の
思惑を察知できれば、将来、その本を買取る場合に、どういう客層を
想定して売り出せばいいのかって参考になりますね。

 古本屋にとっては、リアル店舗を訪れることは、本を買う以上に
貴重な経験を重ねる場でもあるって思っています。
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