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ブックカバーについて その2

 自分が本を読む際にブックカバーをするのはいいことです。でも、この
ブックカバー……古本屋の立場としては、ちょっと迷惑な一面もあります。

 カバーを付けたまま、本を保管。すると、年数が経っても比較的綺麗な
状態で保存できますから、買取額はそんなに下がりません。綺麗な本を
手に入れられるって点では古本屋も大歓迎。

 ですが、査定が面倒くさくなります。カバーをしたままだと、いったい
何の本か分かりませんから。いちいち外してタイトルを確認。1冊や2冊
ならどうってことない作業ですが、何百冊もの本にカバーがついていると、
なかなか手間取ります。

 そういえば以前、お客さんから仕入れた本を市に出したとき、段ボール
箱に入れてカバーのついたままの状態で出品したことがあります。すると、
ベテランの方に叱られました。

「カバーをしていると、どんな本か分からないから外すように」

 って。そりゃ、そうですね。ズボラしすぎました (^_^;)

 もちろん出品の際には、池波正太郎の文庫本ですって概要はお伝えして
いるんですが、やはりプロの古書店主としては出品者の言葉を鵜吞みに
するのでなく、自分の目でしっかり査定したいって想いがあるようです。
私ももちろんカバーを外すことは考えたのですが、せっかくカバーがついて
綺麗な状態であるのに、わざわざ外さなくてもいいかなって考えて、その
ままで出品したのですが、あまり喜ばれなかったようです。

 ネットショップの場合と違って店売りの場合には、棚に並べる際に、
絶対にブックカバーを外す必要があります。その手間も必要なわけで、
カバー付の本は多くの古書店で歓迎されないかもしれません。古本屋に
売却する際には、ブックカバーを外しておいた方が親切かも知れませんね。

 とはいえ、私のようなネットショップの場合、売れるまではカバーを
付けたままにしておいてもノープロブレム。というわけで、査定は手間
取りますが、持ち帰ってもカバーをすぐ捨てるってことはしません。
カバー付のまま保管した方が、本が傷まないですからね。売れたときに、
カバーを外して発送した方がいいってものです。

 何気ないことですが、ブックカバーに関して、蔵書家の方の想いと、
古書店の想いは少し異なることがあるって話でした。
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