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アテなのに

 業者市で本を出品する場合、数十冊をまとめてヒモでくくることが
多いです。レアで高価な本ならば、1冊だけ売り出しても値段が
つきますが、均一本コーナーに並ぶような本だと、数多く並べて
ようやく買い手がつくって感じのことが多いものです。

 大量の本をくくるとき、売り物の本が傷まぬよう端っこに安価な本や、
キズ物の本をあてがうことがあります。ギュッとしばった際、端の本の
特に角の部分はビニール紐との摩擦で擦り減ったりしますので、本の
商品価値を落とさぬ工夫です。

 こんなふうに本が傷まないようにあてがわれた本を「アテ」なんて
呼んだりします。別に古書業界の用語ってわけじゃなく、一般的にも
使われている言葉ですね。皆さんも、大事な本をヒモでくくって
保管しておく場合には、「アテ」を使って本の傷みを防いでください。

 さて、先日の業者市で仕入れた本。見るからに雑本という感じで、
大量に売り出されていますが、まぁ半分ほどはツブシに回るような
品。でも、チラホラといい本もあります。で、私はこのぐらいなら
払ってもいいかなってラインで入札しておいたら、無事落札できた
ので、持ち帰って整理をしていました。

 すると、アテに使われている本が、そこそこのプレミアの付いて
いる高額本! プレミア本と分かっていても、大量の本を処分する
際にそれも混ぜて、購買意欲をそそるって手法もありますが、
この出品はそういった意図的なものじゃなく、どうも値打がなさそう
だからアテに使おうってしばっただけの様子。少し、ヒモでくたびれ
ていましたし……(残念)。

 プロが集う業者市でも、こういうことがあるから面白いもの。各
お店によって得意ジャンルは違うので、自分ならたいして値段を
付けない本でも、他の方なら強気の価格で売り出す本だってことは
ままあるものです。

 時には、売り物の本自体よりも、アテの方が値打があるなんてことも
……。あてがわれている本のチェックまでする人は少ないですから、
安く落とせる確率も高いもの。そういう品を安く入手できたらラッキー
ですが、出品者としては悔しいかぎり。 まぁでも自分が逆の立場になる
こともあるので、仕方ありませんね。

 高く競り落としてもらいたければ、面倒でもしっかり本を分類して、値打の
ある本は分けて出品するか、目立つようにくくるって工夫が必要なんです。
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