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ブックフェアを終えて

 終わってみればあっという間だったブックフェア。随分と本を持込むばかりで、
さっぱりの売上だったため、撤収作業が大変だなって思っていたのですが、
昨日、事務所→古書会館を往復して、ひたすら荷物を運んだため、どうやら
今日中には作業を終えることができそうです。

 さて、ここでロビンなりにブックフェアの総括をしておきたいと思います。いわば
自己反省。今回学んだことを教訓に、次回以降の即売会で活かしていきたいな
ってわけ。忘れっぽい私のことですから、まだ記憶の鮮明なうちに、気付いた
ことを書いておこうって魂胆です。

 まずは売上高。これは、ウチが恐らくダントツで一番悪かったはず。レジに
入っていても、売れていくのは他のお店の品ばかりで、ウチの商品はほとんど
売れませんでした。

 売上不振の原因その1。配置商品の選定ミス。他のお店は売れ筋の商品を
多く置いていますが、ウチは店主の好みで品物を置いています。「売れる」
「売れない」は二の次。店主の心の琴線に触れたら、とりあえず棚に並べて
いたわけです。

 売上不振の原因その2。値付けの失敗。どうも、他のお店と比べてやや
高額な価格設定になってしまったみたいです。会場に足を運んでくださった
お客様の様子を見ていても、棚の商品に手を伸ばすけど、値札を見て
返却するって人が多かったですね。ってことは、興味のある品を置いては
いるけど、価格が折り合わないから売れなかったって人も随分いるみたい
です。

 上の2つの原因のうち、扱い商品については変えるべきでないと思って
います。売れるものを売るって姿勢は、短期的には売上向上に結び付く
かもしれませんが、長続きはしないって思っているからです。自分がいいと
思っているものでないと売りたいって思わないものですし、売りたいって
思うものを売らないと、商売のモチベーションが維持できないと思うのです。

 ただし、全くの個人的趣味に走ってサッパリ売れずってなっても、やはり
辛いもの。そこで「売りたくない」ものは絶対に売りませんが、「まぁ売っても
いいかな」ってものだったら売れ筋商品を扱って、お客さんにアピールして
いくってのも大事かなって思っています。

 今回のようにワゴン台を2台借りるなら、1台は店主の趣味。もう1台は
一般のお客様に好まれそうな品っていう感じで割り振れば、自店のカラー
も出せるし、売上もそこそこに見込めるのではって思っています(甘いかな?)

 値付けの失敗についても、安易な安売りはすべきでないと思っています。
価格競争になると、最近の主流になっている大型新古書店と同じ経営路線
になって、古本屋としての個性が生きてこないですから。

 でも、お客さんに一番アピールできるのが価格であることも事実。自店の
「売り」、プレミア本などに関しては相応の価格で値付けしますが、それ以外
については、あまり強欲な値付けをせず、サービス精神を発揮するのも大事
かなって思っています。

 以上、延々と売上不振の原因を自分なりに考えてきましたが、実は、売上
ってのは、あまり気にしていません。そりゃ、あった方がいいに決まっています
が、でも売上なんてものは、売上数や単価によってコロコロ変わるもの。百円
均一の本ばかり扱う店と、何十万円もする版画を扱うお店とでは売上げも
変わって当然。店の形態が変われば、売上も変わるものなんです。

 しかし、個人的にショックだったのは、ウチと同じような品、同じような価格で
売出されている本なのに、別のお店のものが売れていったという厳然たる
事実。もうこうなると、そのお客さんにとっては、ウチのお店より、そのお店の
方が買いやすかったということですので、店主としては猛烈に反省しなくちゃ
いけません。

 実は、品揃えや価格っていうのは、割と気づきやすい部分ではありますが、
繁盛しているお店と、ウチのお店との間には、もっと色んな部分で違いは
ありました。商品の陳列方法、接客姿勢、その他ちょっとしたお客様への
サービス……。売れているお店と、私との間には、

 同じ商品を、同じ冊数、同じ価格で売っても、ウチが負ける

 ってことを思い知らされる実力差がありました。悔しいことですが、この
事実を重く受け止めないと、古本屋としての成長はないと思っています。

 なかなか一朝一夕にマネのできるものではありませんが、古本屋として
生き残っていくためには、絶対に避けては通れない道。今回のブックフェア
は、そういうことを気づかせてもらえて、本当、いい経験になりました。

 ただ・・・残念だった、サッパリだったとばかりも思っていません。売れなかった
とはいえ、それは他のお店との比較での話。実際には、ウチのお店の品も
いくらかは売れているのです。

 この事実も、大事にしていこうと思います。

 何十年のキャリアを持つベテランの方のお店、繁盛しているお店が立ち並ぶ
中で、ウチの本を買っていただいた方がいるというのも、厳然たる事実です。
しかも、中には複数冊お買上いただく方もいらっしゃいました。

 今回のブックフェアで、失敗したところは改善する。でも、今回、ウチの店で
ご購入いただいた方の期待を、次回以降も裏切らないようにする。それも
大事なことじゃないかって思っています。

 良いところは守って、悪いところは改める

 まぁ・・・これって商売だけでなく、どんなことにでも当てはまることなんですが、
なかなかそれが難しいんですよね。これからも日々、精進あるのみです。
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