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本は重たいですから

 おはようございます、ロビンです。

 先日、ブックフェアの撤去作業をしようと古書会館を訪れた時のこと。
あるベテランの方が、市会で出品する品を搬入しておられました。
量が多いということもあってか、その方・・・

 え~い、畜生!! 何で本ってこんな重いんだ!

 って叫んでおられますwww

 いや、ホンマ、同感ですね。1冊1冊の重さはさほどではなくても、束に
なった本は重たいもの。まして箱に入れて運ぶ際には、用心しないと
ギックリ腰をやらかしちゃいます。

 古本屋なんて、レジのところで座って売れるのを待っているだけって
のが世間のイメージかもしれませんが、その売れていく商品を店に
運び込む際には、多少なりとも力仕事が伴うものです。引越し屋ほど
肉体労働ではなくても、事務職ほど完全なデスクワークでもない・・・
そんな仕事なんですよ。

 本が重いということは、実は保管しておくのにも相当な負担を家に
強いているということ。蔵書家の方の中には、本の重さで家が傾いた
なんて方もいらっしゃいます。また家を建てるとき、蔵書スペースは
念入りに基礎工事を行ってもらっているという方もいらっしゃいます。

 それほどまでに保管にも、運搬にも不便なものなんだから・・・
なるほど、世間で電子書籍というのが広まってきているのも道理
なわけです。

 考えてみれば、大昔は何か情報を記録しようと思えば、石版やら
木や竹の板やらに記録せざるを得なかったわけです。ちょっとした
記録だけでも膨大な量の媒体を保存しなくちゃいけなくなりますし、
大変なことだったでしょうね。

 それが、「紙」の発明で、巻物やら本といった形で、随分コンパクトに
なりました。これだけでも十分ありがたいことのはずなんですが、本が
大量に出版され、安価で出回るようになると、個人の蔵書数もどんどん
増えていきます。そうなると、やっぱり保管場所の悩みってのは出て
くるもので、電子書籍ってことになるんでしょうね。

 電子書籍がいいか、悪いか。そんなのは個人の嗜好の問題なので
どっちでもいいと思います。ただ、私自身は紙の本と電子書籍の両方が
出ているなら、紙の本を選びますけどね。古い人間なんですよ。

 本好きの方の間でも、今はまだ紙媒体が主流。でも、そう遠くない
将来、やっぱり電子書籍が主流になるんだろうな~って感じています。
それが時代の流れってものなんでしょう。

 そうなると、必然的に古本屋の業務も変わらざるを得ません。そもそも
電子書籍に「中古」って概念を当てはめるってことができそうにありません。
データのやりとりに過ぎないのですから。著作権法上の問題も出てきます
から、新刊書店よりも古本屋の方が安いですよ! ってやり方の商売で
電子書籍を売ることもNGでしょうね。

 とすれば、古本屋は骨董屋的な存在になっていくのかも。今では読まれ
なくなった紙の本を置いていますよ・・・って感じで。そうなったら、そうなった
で、それも一つの古本屋の在り方。別に悪いとは思いませんが、でも、
私はあまりそういう商売はしたくないって思います。

 古本屋の商品は、あくまで「本」であって、その本の価値は中身で決まる
って思っていますから。珍しい本よりも、いい本を売る。それこそが、古本屋の
本分だとも思っています。いい本を売ろうとした結果、珍しくプレミアの付いた
本が入ってくることもあるかもしれませんが、でもそれは結果論。決して、
商売の目的ではないはずです。

 ベテランの方が必死に本を運ぶ姿を見て、今後の古本業界を、自分なりに
ちょっぴり想像してみましたw
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