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新古本とは?

 ふと気づいたら、今日はまだ何も本の話をしてなかった……。
ということで、本に関する話題。以前、「古書」と「古本」の
違いの話をしました。今日は「新古本(しんこほん)」なる言葉
について説明したいと思います。

 「新古本」……考えたら不思議な言葉ですね。新しいのか、
古いのか、どっちなのよ? って感じです。イメージとしては、
新刊書籍と古本の中間形態。完全に新刊本とは言えないけれど、
だからといって中古の本ではありませんよ、という意味合いです。

 新刊書籍の場合、日本全国どこの本屋で購入しても同じ値段で
買うことができます。本には再販制度というのがあって、全国
一律の価格が実現しているのです。
 でも、これは通常の流通に乗った本のハナシ。いったん、消費者
の手に渡ってしまった本は、いくら綺麗でも「中古品」。再販制度の
適用はないので、各店が自由気ままに値段をつけることができます。
古本屋が、定価よりも安い値段をつけたり、逆に定価以上の価格で
売り出しているのは、このためです。

 では、「新古本」とは、どんな本か? 新刊書店で売れ残った
本は、最終的に出版社に返品されます(そうじゃない場合もあり
ますが……)。そういった返品された本を再販制度の枠外で
流通させたもの。それが、「新古本」です。消費者の手に渡った
ものじゃないから「古本」ではない。でも、一度返品されたもの
だから、完全に「新刊」とも言えない。そんな感じです。
 新古車って表現がありますが、あれと同じ意味合いで考えれば
いいかと。

 バーゲンブックとか、ゾッキ本、特価本なんて言い方もします。
「赤本」って表現もあるのですが、最近では「赤本」という言葉は
受験対策の過去問集の意味合いで使われることが多くなって、
新古本を意味する言葉としては、あまり耳にしません。

 さて、この新古本。どこで売られるかというと、新刊書店で
売られることもあれば、古本屋で売られることもあります。
でも最近は、新刊書店の片隅で「バーゲンブック」と題して販売
されることが多いですかね。
 以前は、古本屋にとってけっこう主力商品だったそうですが、
もともと返品されるような品なんだから、あまり売れないかも。
綺麗な本が欲しければ新刊書店に行けばいいわけで、わざわざ
古本屋で扱う必要ない気もします。

 ウチの店でも扱っていません。でも、新古本が消費者の手に渡って
完全な中古本となったものを引きとることはあります。新古本である
ことは、本にマークが入っていたり、スタンプが押されているので
すぐ分かります(中には分かりにくいのもありますが)。

 お客さんの立場では、新古本だろうが、古本だろうが、いい本が
安く読めればそれでOK。あまり気にしていないかもしれません。
でも、買取る立場からすれば、その本の市場価値、希少性というのは
大事。新古本を高額で買取るってことは、なかなかできないです。
精一杯、頑張りますけどね……。
 古くて新しい、そんな不思議な新古本の話でした。
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