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消費税増税の前に

 いよいよ、消費税アップ。近所のスーパーでは、4月1日を臨時
休業にして、値札の貼り替え作業を行うそうです。大手新古書店
でも、税込価格と税抜き価格が混在していたりと、ちょっと複雑な
料金体系になっているところもあるみたいです。

 個人経営の古書店でも、対応は分かれているみたいですね。ある
古書店の目録を見たら、大正時代の本が31,500円で売り出されて
います。この1,500円分はおそらく消費税。ってことは、4月からは
32,400円になるのでしょうか?

 随分以前の税務署の指導の影響で、長らくの間、価格表示は税込
価格が基本とされていました。古本業界でも同じ。100円均一本とは
いっても、シッカリ「税込105円」と記載されていたはず。多くの
個人店でも、同じ対応だと思います。商品に付けられている値札は、
税込み価格。レジに持って行ったときに支払う総額であることが
普通です。

 でも、個人の古書店は大変ですよ。
 第一に、品数が多い。いくら個人店とはいえ、古本屋を名乗る以上、
そこそこの品数があるのは普通。しかも、基本的に1点ものなのです
から、同じような本でも本によって価格は異なります。総額表示という
ことは、これら全ての値札を貼り換えなきゃいけません。

 第二に、長年売れない商品が多いという特色があります。品数の
多さはスーパーも同じですが、スーパーに1年前入荷した商品がその
まま残っていることって稀なはず。ところが、古書店ではそんなこと
よくあります。1年どころか、もっと長い期間棚に置かれていることも
あるかもしれません。いや、それどころか、消費税が導入される前から
置かれている商品だって、あったっておかしくない商売なんです。

 としたら、もともと昭和の時代、消費税なんか考えず利益計算して
値札を張った商品が、消費税3%、5%の時代をくぐり抜け、今なお
店に並んでいるってこともあり得ます。

 消費税アップの際の店主の対応は3つ。増税分を別途請求するか、
値札を全て付け替えるか、増税分を店で負担するか。別途請求する
のはお客さんに支払総額がわかりにくくなります。値札を付け替える
のは膨大な手間がかかりますし、値札を剥がす際に本を傷める可能性も
あります。かといって値札を剥がさず、上から増税額を書き込んで
修正するのも、何だか値上げしたみたいで印象悪い……。

 そういうわけで結局、増税分を負担するってお店も多いと思いますよ。
何十年も前に仕入れた商品が、店の片隅で誰の手にも渡らず、ひっそり
時を過ごしてきて、ようやく平成の今になって売れた! って何だか
歴史のロマンを感じるかもしれませんが、店側としては複雑な心境も
あるはず。
 だって、その値付けには消費税は考慮されていないんですから。それ
なのに8%分の消費税相当額は持って行かれるわけですから、ほとんど
店側に利益は残らないでしょうね。物価上昇率を考慮したら、ひょっと
したら原価割れの商品もあるかもしれません。

 まぁ、そんなことにならないよう、あまりにも長期間売れない商品は
廃棄処分するなどして対応しているかもしれませんが、それでも
個人的に思い入れのある商品は、なかなか捨てられないもの。いい人に
譲ってもらったとか、読んでみたらいい本だったとか。。。そんな本は
簡単に捨てられなくなって、しかもちょっと相場より高い値段を付け
ちゃったりして、なかなか売れなくて店に残ってしまうこともwww
 お店で、ふる~い値札を見つけたら、店主の苦労を思ってあげて
ください(笑)

 さて、当店のスタンス。ウチでは、商品はすべて税込価格で記載
しています。4月以降も値上げはいたしません。まぁウチは当面は
課税免除事業者になることでしょうが(基準期間の売上が一定額を
超えないと、消費税の納税義務がないんです。つまり、見込として
消費税を納付できるほどの売上高は、しばらくなさそうってこと
です(>_<) )。

 今回の8%に対応しても、すぐまた10%への対応を迫られます。
課税事業者に該当する個人店の方は、けっこう大変だと思いますよ。
でも、私も早く課税事業者になりたいものです。
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