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即売会とお店の違い

 何度か即売会に参加して気付いたこと。こういう具合に尋ねてくるお客さんが意外と多かったです。

 ××って本ありませんか?

 あるいは……

 育児書のコーナーはどこですか?

 って感じ。実は、コレ。案外答えにくい質問です。というのも、即売会場のレイアウトは実際の古本屋のレイアウトとは大きく異なる部分があるからです。

 実際の古本屋のお店では、この棚は文芸書。あそこは実用書、コッチは文庫本……って具合に、ある程度どこに何を置くかっていうのは店主の裁量で決められているはずです。専門店の場合だったら扱わないジャンルもあるかもしれませんが、それでもどこにどんな本を置くかっていうのは、ある程度長年の経験に裏打ちされた合理的な配置になっているはずです。

 ところが、即売会での本の配置は、ジャンルごとに分けられるわけじゃありません。ここはA店、あそこはB店……って感じで、お店ごとに売り場が与えられ、与えられた売場の範囲内でそれぞれのお店が工夫して商品を陳列しているわけです。ですから、コッチに文庫本のコーナーがあったと思ったら、あっちにも置いてあったってことがよくあります。

 お店ごとには、ある程度まとまりのあるレイアウトになっているかもしれませんが、全体的に見ると渾然一体というか、ごちゃ混ぜ感が出ているというか……(^_^;) ま、そういうわけで、なかなか欲しい本が探せずに困ってしまう人も少なくないみたいです。

 即売会によっては、均一本や児童書のコーナーを別に設けて、お客さんが探しやすいよう工夫されている場合もあります。が、基本は色んな店が寄り合って一つの売り場になっているって方式。ミニ商店街、ミニ古本街ってイメージ。多くの本の中から必要な本を見つけ出す……そういう能力も、即売会でいい本を買うためには大事かもしれません。

 もちろん、お目当ての本を尋ねられた時には、分かる範囲でお答えしますが、それでも参加店の商品を全部チェックできているわけではありません。誰それの~って本って具合に具体的な書名を挙げられても、自店の持込み分になければ、
「××さんのお店がそのジャンルが得意なので、あのあたりの棚を探してみてください」って答えるのが精一杯だったりします。

 お客さんの立場からすれば不親切な部分もあるかもしれませんが、宝探し感覚で楽しみながら、アチコチのお店の商品を隈なくチェックするってようにしていただければと思います。

話題の出品物

 先日、ある市会でのこと。今日行われる新興会の目録を、スマホで見てらっしゃる方がいました。私も拝見させていただき、どんなのが出るのかな~? ってチェック。

 すると、中に心惹かれる品が。某雑誌の10年分以上が、揃いで出品されています。普通、雑誌というのはなかなか値段がつかないものですが、その雑誌は人気が高く、即売会でも飛ぶように売れていく様を私は目撃したことがあります。

 で、私も欲しいな~とは思うのですが、どうにも高くなりそうです。他の方も交え、ワイワイと落札額予想談義。1冊あたり××円として、○○円くらいかな? いやいや、以前別の市会で出品されていた時は、もっと少ない数でもっと高値がついていた……などなど。予想金額に誤差はあるものの、皆、そこそこいい値段で落札されるだろうってことは一致した見解。私も入札するつもりですが、落とせるかな?

 プロの古本屋が皆、いい品だ! って騒ぐわけですから、状態さえ良ければ二束三文で落ちるってことだけはないはずですが、それでも市会は水物。その分野に強いお店の方が顔を出さなければ相場より安くなるってこともありますし、強気のお店が入札すれば随分高額になるってこともあります。長い目で見れば、ある程度「相場」ってものは形成されていくのでしょうけど、短期的には運不運ってのもつきものなんですよ。

 今日の新興会。その商品が、いくらで落札されるのか? たとえ自分が落札できなくても、後学のためしっかり勉強してこようと思います。

本日、二十日会

 おはようございます、ロビンです。

 本日は、二十日会。先週の新興会では、けっこう落札できましたが、今日は
どうでしょうか?

  今日は二十日会の総会があるとのことで、「振り」のみの出品はないとのこと。
「置き」で売れなかった品のみ「振り」で出すということですので、そうすると「振り」の
質はいつもより落ちるかな? 「置き」入札に全力投球した方がいい品はゲット
できるんじゃないかって考えています。みんな同じことを考えるだろうから、なかなか
競り勝つのは難しいんですがね。。。 (^_^;)

 ロビンは来月の弁天町オーク、再来月の四天王寺での即売会に参加予定。
オークでは年末のブックフェア時に出した量の2倍。四天王寺では、さらにその
倍ほどの売台を設置予定。もう少しゆとりを見て品を集めりゃ良かったのですが、
年が明けてから急に参加を決めたもので、大慌て。品数が足らなくて仕入を
強化しています。

 いい品を、ほどよい価格で落としたい……そう思いますが、いい品はどうしても
競争相手が出てきますから、「ほどよい」価格といっても、簡単にはいきません。

 そういや先週は、やや買いかぶりで高く買いすぎたかな? って思っていた品。
ある先輩は、半額くらいでよかったんちゃう? って言われていましたし、失敗
したかな~って思っていたのですが、別の先輩は「いいラインの入札額だ」って
おっしゃってくださったので、悪くなかったのかも、なんて思いなおしました。

 同じ古本屋でも、しかも経験豊富なベテランの方の間でも、本の評価ってのは
意見が割れることがありますから難しいものですね。その仕入値が適正かどうか
判断する一つの目安としては、仕入値以上の金額でお客さんに売れるかどうか。
「利ザヤ」を稼いで古本屋は儲けるわけですから、これができなきゃどうしようも
ありません。

 でも、仕入値より高く売れたからって100点満点とは限りません。市会でライ
バルもいないジャンルの品だったら、もっと安く落とせたかもしれませんし、
利ザヤの幅が小さければ商売としてのうま味もないってこともあります。

 ま、このように仕入値のいい、悪いの判断は難しいものなんですが、市会
での入札額のいい、悪いは簡単に判断できます。

 欲しい本が落とせたら正解。落とせなかったら、間違い

 です。本を入手しないことには、仕入値がどうの、利益率がどうのって話も
机上の空論なわけで、まずは落札できなきゃ話になりません。ある先輩は、

 その本をどう売るかは、落としてから考える

 っておっしゃっていました。一見、無計画なようにも思えますが、これぐらいの
気持ちで入札に臨む方が、いい結果につながるのかもしれませんね。

 というわけで、今日も先週に引き続き、市会で「正解」を出せるよう、頑張って
入札したいと思います。

ネットショップではありますが……

 このブログでは、ネットショップやっています! って書いているロビンですが、
実際は、活動休止中。現在、即売会やら市会やらでの活動がバタバタしていて、
ネットショップの方まで手が回っていない状況 (>_<)

 大手サイトを利用して販売することもありますが、自前のサイトを用意して、
そこで注文を受けるってこともやっていました。さほど維持費もかからない
ですし、全国の人を相手に商売ができるので、インターネットは便利なビジネス
ツールであることに間違いはありません。

 今は手が回っていませんが、落ち着いたらまた自前サイトでの販売を再開
して、コツコツと地道な販売努力は続けたいって思っています。

 ただ、「ネットショップ」って肩書からは早く卒業したいって思っています。
ネットを通じて商品を売って、入金確認して、発送……相手の顔が一切
見えないだけに、何となく商売をしている実感が湧いてこないんです。

 即売会など、実際にその本を買ってくださるお客様の顔を見ながら商売
する方が、好まれる本だとか、探している本なんて情報も察知できますし、
何より商売をしているって実感があります。古い人間なんですね、きっと。

 理想を言えば店舗を持って、地域に根差した古本屋っていうのをやって
みたいとは思いますが、今は組合に新規加入する方もネット組がほとんどで、
店舗を持っている方は少数派ですし、それどころかリアル店舗を持って
いた方も、店を閉めてネットに移行するって流れが加速しているみたい。

 要するに、テナント料の支払いやら人件費やらの固定費の負担が
大きいっていうことと、万引き被害などの馬鹿にならない損害もあって、
店を続けるというのはなかなか大変な事情があるのです。しかも、最近は
大手新古書店が台頭していますから、ライバル店との競争も激化して
いるって問題もあります。

 「店を持ちたい」って夢を語っても、たいていの先輩方は「やめとけ、
しんどいだけやぞ」っておっしゃいます。まぁ、そうなんだろうな。。。

 確かに、インターネットは便利ですし、顔も知らぬ人と取引ができるって
のも魅力的ではあります。でも、やっぱり私は、対面での商売に魅力を
感じます。相手の顔を見て商売するのこそ、商売の本道だろうって思う
からです。

 目の前のお客さんを満足させて、そこで次のステップとして、もっと
大勢のお客さんに満足してもらえる手段を探す……本来なら、これが
筋道のはず。ネット販売ってのは、商売の応用問題のはずなんです。

 ところが最近は、この商売の応用問題の方が手軽に始められるもの
だから、ネットショップがスタートラインに来ます。私自身も、そうでした。
で、即売会やら店舗運営やらが応用問題って感じ。

 お手軽感を基準に考えたら確かにそうかもしれませんが、でもやっぱり
逆の気がします。目の前の人を喜ばせられないのに、どうして会ったことも
ない人を喜ばせることができるんだろう? って不思議に思います。

 ……こんなことを考えている段階で、多分、相当頭の中身は古い人間
なんだろうなwww でも、そう思っちゃうのだから、仕方ない。便宜上、
「ネットショップ」を名乗ってはいますが、私は対面での商売を重視して
いきたい……そう考えています。

 過去2回参加した催事の結果。先輩方との売上高を比較すると、明らかに
まだまだ差があります。ってことは、まだまだ私にはネット販売に移行する
前にやるべきことが山とあるはず。目の前のお客さんにどうやったら
喜んでもらえるか……消費者の立場ではさほど意識しなかったことも、
いざ売る立場になったら頭を悩ませるもので、だからこそ商売は面白くも
あり、難しくもあるんでしょうね。

コアラになりたい

 コアラって動物は、ユーカリの葉っぱしか食べません。何でも、進化の
過程でそうなってしまったとのことです。他の動物に比べて弱かったコアラ。
エサをめぐる争いをしても、全く勝てなかったのです。

 鋭い牙を持つわけでも、俊敏な動きができるわけでもないですから、肉食獣に
なれようはずもありません。じゃあ栄養豊富な草を食べようとしても、他の動物
たちの方が強いので、なかなかコアラはエサ場をめぐる戦いに勝てません。そこ
で仕方なく、他の動物たちが見向きもしないユーカリの葉っぱを食べるように
なった……。他の動物が見向きもしないくらいですから、ユーカリにはほとんど
栄養がないですし、それどころか毒まで含まれているとのこと。

 まぁ、どこまで本当か知りませんが、コアラのそんな話を聞いたことがあります。
ユーカリを食べるコアラの姿は愛らしいですが、そんな姿になるまでには、涙なく
して語れないつらい過去があったんですね(笑)

 何でこんな話をしたかと言いますと、このコアラのエピソードに、古書店が
生き残る生活の知恵が隠されているんじゃないかって思うからです。

 古書店にとってのエサ。……これは間違いなく、本です。本を仕入れて、それを
売って経営は成り立っているわけですから。
 本というエサが、売上とともにお金という栄養に変わっているようなもの。だから、
本がなければ売出す商品がないってことになるわけで、各店、必死の思いでいい
本を手に入れたいって願うわけです。

 で、野生の王国さながらに、古書業界も弱肉強食。強き者、力ある者が、いい
本を手にします。業者市って場では、その傾向が顕著です。資本力という富の
力を持っている者が、意中の品をゲットできるわけで、お金がなければ欲しい品
があっても、指をくわえて見ているしかありません。

 意外に思われるかもしれませんが、業者市で、欲しい品を手に入れるには、
実に簡単な原理があります。

 金を出すこと!

 当たり前ですが、これに尽きます。逆に言えば、お金を持っている人が、市で
欲しい品を手に入れるのは、そんなに難しいことじゃありません。誰も出せっこ
ない金額を、書けばいいだけのことなんですから。

 というわけで、市では、金持ちは欲しい品を入手でき、貧乏人は苦労する
ってことになるわけですが……ドッコイ、貧乏人だって逞しいヤツはいます。

 確かに、人気商品については資本力の差で負けます。でも、古本屋にとっての
栄養って人気ある本だけじゃないんです。ほとんどの人が欲しがらない本、なか
なか売るのに苦労するような本。こういった本だって、扱うことは可能です。

 そう、戦いに敗れたコアラが、誰も見向きしないユーカリを食べるしか生き
残る道がなかったように、資本力に劣る古書店だって、誰も見向きしない本に
それなりの商品価値を見出して生き残るってことは、可能なのです。

 市場価値の低い本だって、ユーカリと一緒。他の草に比べ、栄養価は低い
かもしれませんが、手間を惜しまなければ販売することはできますし、そう
すると「お金」という栄養に変えることだってできます。

 人気商品に手を出しても、どうせ資本力の差で勝てない。でも、他の誰もが
見捨てるような本なら、市で落とせる……そうなったら、不人気品だからって
入札しない道理はありません。たとえ栄養価が低かろうが、多少毒を含んで
ようが、食べなきゃ餓死するんです。

 とはいえ、この方法で生き残るのは、相当難しいです。売上げるのに、骨が
折れます。しかし、こういう品を手に入れて、しっかり換金できたときの
喜びは言葉にできないくらいのものです。

 コアラのような商売をしていたら、厳しいビジネスの世界ではなかなか生き
残れません。それでも、私はコアラになりたい……そう、思います。
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